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「1万人のリーダーが悩んでいること」浅井浩一著。自分なりにまとめてみた。

お久しぶりです。平成の残滓です。更新しなきゃ、更新しなきゃと思い、そのまま今日まで持ち越してしまいました。「継続は力なり」この言葉ほど、言うは易く行うは難しの言葉はないですね。

今回は本の紹介をしたいと思います。私自身は本を読むこと、たくさん読んで読んで読みまくることばっかり考えていました。けれど、本当に必要なことは、内容を理解し自分なりに解釈して行動に落とし込むことだと、気づいてはいたけれど方法がなかった。

そんななかで、「他人に説明をすること」アウトプットのためのインプットが一番の近道になるんだと、そうしてその方法を編み出したので、自分のために、そうしてこの記事に辿り着いた誰かのために残していきたいと思います。


作者の経歴

1958年生まれ、JT(日本たばこ産業)に就職、営業経験がないなかで全国最年少所長に。31支店中25位以上を獲ったことがない閉塞感に陥っていた支店を2年連続全国一位に。自らも現場でマネジメントを行いながら全国各地で研修、講演会を行い、これまで指導してきたリーダーの数は一万人を超える。

一分紹介

一万人のリーダーは同じことで悩んでいる。それは、売上や日々の数字ではない。部下とのコミュニケーションである。この本は悩みや相談に答える形式で書かれている。まず、これからのリーダーがすべき5つのこと。「部下を見守る」「自身を磨くこと」「チームを作ること」「結果を出す」「組織を変える」これらは関連していて、どれかが欠けていても足りない、順に獲得していくものでもなく、同時に学んで成長していかなければいけない。そこから、部下を辞めさせず、病ませず、目標を達成し続けるために必要なことが書いてあり、新しくリーダーになる人から、いま上手くいっていないベテランのマネージャーへ向けて、おすすめできる実用的な本。

50の回答の中から、特に心に残ったもの、参考になった箇所を要約

Q 部下を比較してしまう

A.比較してもOK。問題は比べ方、会社から求められる基準に対してできているか、できていないか「事実ベース」で判断する。容姿や性格で判断するのはNG。できている人は更に頑張り、足りない人は原因がわかるから一層奮起する。

Q 苦手な部下がいます。どう接したらいいですか?

A.人間だからどうしても馬が合わない人はいる。ただ、接触回数に差をつけていませんか?得意な人も苦手な人も同じ回数にすることで、最初はぎこちなくても徐々に慣れていくものです。

Q プレイングマネージャーです。マネージャーとしてよりもプレイヤーとして働いている時間が方が長い

A.自分が商談などの仕事をしている場面に同席させる。説明を代わらせることで、不足部分はその場で補えることから失敗することがない。プレイングの時間でマネージャーとして部下の育成ができるから一石二鳥。取引先やクライアントを巻き込みながら育てることができるため、より効果が高い。

Q 上司からの理不尽な指示を現場に伝えないといけない

A.その上司は現場を細かく見ている訳ではない。自分なりに解釈をして現場に伝えること。絶対にやってはいけないことは、部下と一緒になって抵抗すること。なぜ、その指示が出たのかを考えることができれば、なおよし。伝書鳩にはならないように気をつけること

Q 部下が失敗を恐れて行動できない。

A.いまどき上司が個人で責任を持つことはない。個人ではなく、チーム全体で責任を受け持つこと

Q チームとしての協力をした方がいいのに言うことを聞いてくれない

A.声掛けだけでなく評価項目として策定を行うこと。具体的な状況や方法を話し合い決定をして行動に落とし込むこと。個人としてではなくチームの一員としてどうなのかを考えさせること

個人的に気に入ったフレーズ 3選+1

1.「強く言わなければならない」と思ったときこそ、こまめに問を立てながら促す

2.事実に基づいて対話をし記録を残すこと。「パワハラ回避のため」

3.企業理念という会社の価値観を前提に置く

4.仕事ができるは、「人格」と「能力」の両方、和を見だす、外れた行動はNG。個人としてではなくチームの一員としてどうなのかを考える

最後に

すべては管理者、自らが率先して示すこと。この事の重要性が全編を通して書かれている。

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