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料理・食べ物

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食べ物の話です。
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今日は子どもが要弁当。要望で好物のオムライス弁当をつくって持たせました。ただし中身のチキンライスは冷凍食品。チキンライスは手間のかかる料理だし、少量で足りるから、とても助かります。それにしても冷凍技術の進歩によるのか、冷凍食品は近年、健康的かつなかなかおいしい商品が増えた印象。

年末の週末とあってか、東京駅もヤエチカも賑やかなこと。こういう駅はカオスでなんぼです。活気があっていい。帰りがけにまたニュートーキョーでビールを。うまいよね。ここのビールは好き。

今までに食した麻婆豆腐定食の最高値を更新する1760円であります。なお、甘味は付かない。ちなみにトリビア……かどうかわかりませんが、「新宿中村屋」のあの字と信州諏訪の地酒「真澄」の字はよく似ています。どちらも書家・画家の中村不折氏(1866~1943)の揮毫です。

馬肉のコロッケ

長野にて、馬肉のコロッケ。コロツケーというから、揚げ衣の内側は、茹でた馬鈴薯をつぶして馬の挽肉をまぜたものを予想したが、割ってみると馬挽肉オンリイであったから、馬肉のメンチカツともいえる。味わいは、馬肉独特のものがあって面白かったが、苦手な人はあるかもしれない。 馬肉といっても、これはふつうのコロッケと変わらない値段であった。馬肉は牛肉より高価なものと思っていたけれども、もっともそれは部位によるらしい。 馬肉と牛肉といえば、食肉事情が今とは違った明治時代、牛鍋が人気を集め

大根の淡味と『剣客商売』

青首なら輪切りにする。煮えやすいよう、食べやすいよう、幅は3センチくらいにして、片方の切れ口に十文字の切れ込みを入れる。太い三浦などであれば、適当な大きさに切る。青首でも三浦でも、皮は厚めにむき、できれば面取りをする。 済んだら鍋に入れ、真昆布の出汁をひたひたに注ぎ、少量の生米を放り込んで煮る。 たれは米味噌に砂糖、酒、みりんを加え、焦がさず、煮詰めてつくる。 煮えたら大根を皿に取り、味噌だれをかけ、私はさらに粉山椒をふりかけて食べる。大根料理はだいたい山椒と相性がいいらし

篠山でお昼に箱寿司をご馳走になった。当地の名物だそうだけれど、この味わいときたら絶品だな。いったい名物にうまいものなしとは、真理にあらずだ。立派な蛤の吸い物も、その味わいまことに上々。篠山の「日の出すし」。100年前から同じ場所でやってらっしゃるそうだ。

炸醤麺をつくる

プロには及ばないが、私の手打ちジャージャー麺(炸醤麺、炸酱面)も、これはこれでまずまずの味だと思うし、家族に好評である。 考えてみれば、炸酱面は、手作りを最も手軽に楽しめる中国料理の一つかもしれない。甜面醤などの必須材料は近所のスーパーでだいたい揃うし、高価な中華食材は必要ない。黄酱は一般的なスーパーにはないようだから、私は日本の味噌で代用するが(そうしているレシピ本もある)とくに問題はなさそうだ。味噌の先祖は大陸から来たというし、日本の味噌はそこから独自に発展したわけだけ

飛島産の生マグロ

山形でいただいた。地元山形、飛島産の生マグロだそうだ。この味、上乗と感じ入るほかない。 お店の方が「マグロは大間、大間って皆さんいわれますけど、ここのマグロもおいしいんですよ」とおっしゃる。 私は食通ではないし、そのような引き比べはできないけれども、これは絶品だ。しかも一人前がこの量で1000円と値も安い。 季節回遊といって、マグロは季節に応じて移動する。生育環境と食物の変われば身の味が変わっていくから、いつどこそこのマグロがうまいだの劣るだのという話になる。 例えば