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たらたらHIPHOP語る②

2回目です
これからこっちのアカウントで書きます
今回はエモラップやトラップメタル等の鬱なヒップホップについてたらたら綴ります。
ジャンルについての詳細な話はまあ、気が向けば。

"ただ側に居て、手を握っている"

ぼくは最近特に自覚していることですが気分の浮き沈みが非常に激しい気質を持ってます。
双極性障害…までは行かないにしても。
一日に何回も楽しくなってきたり、逆に悲しさのあまり消えたくなったり。
ジェットコースターに乗ってるような感覚があります。

人生の大半をそうして感情に振り回されながら生きているぼくは悲哀や怒りを全力で歌うヒップホップも好きです。

ヒップホップのことを書いておいてなんですがしんどい時にメインストリームの力強いヒップホップはあまりにも眩しい。

ただ、そんな時にもヒップホップの救いはぼくに開かれているのです。

エモラップやトラップメタルはぼくが悲嘆に取り巻かれ、憤怒に視界を曇らされている時に彼らは彼ら自身の自殺願望や鬱々とした感情を歌い、怒りをデスボイスや呪詛のようなラップに乗せて撒き散らし、叫んでいる。

そしてぼくはただベッドに寝っ転がってイヤホンを耳に刺し、またはスピーカーの電源を入れ鼓膜と脳味噌にその陰鬱さの滲むエモーショナルな歌声、あるいは怒りに満ち満ちた凶悪な痺れるような絶叫を響き渡らせている。

それだけでぼくはぼく自身のその時抱いている感情を彼らに重ね合わせ、そして彼らは何も言わず受け入れられてくれる。楽曲という形で彼らがただ傍らにいて手を握ってくれているのです。

"ただ側に居て、手を握っている"このフレーズはぼくの友人の言葉の引用なのですがぼくはこの表現が好きです。

悲しくて、虚しくてどうしようもない時に肯定の言葉も否定の言葉も置いておいて、ただ側にいて欲しい、手を握ってくれているだけでいい。
そう思う時って皆さんにもあることと思います。

そんな時ぼくは音楽に、ヒップホップに頼るのです。
時にはそれがロックであることもトランスであることもあるけど、やっぱり最後にはヒップホップでなければ駄目なんです。

何だかね、一番しっくりくるんですよね。
トラップビートの音数の少なさと暗いギターリフ、そこにエモーショナルで内省的な詞とシンプルな歌声。
または歪みきったキックと凶悪なスクリームラップ、あるいは人生への絶望を歌う冷え切った呪詛のようなフロウ。
そういった形の音がしんどい時に一番聴いていて落ち着く気がします、やっぱり。

サブタイトルと本文中には友人の言葉を引用したわけですがそんな言葉をさらっと言えるような、感じていられるような感性を持ち、自分の大切な人達が悲嘆にくれるようなことがあった時にはそのようにできるような人間で在りたいものですね…。

今回はこれで終わりにしておこうと思います。
もっと気合を入れたいところだけど程よく手を抜かないとまた燃え尽きてしまうので…笑
NOTEの執筆も続けていきたいですからね。

最後にエモラップとトラップメタルからそれぞれ一曲選んでみました。
画像からそれぞれの曲に飛べます、ぜひご一聴ください。
ありがとうございました、ではではまた。

JUMEX-LONLY SUMMER

SCARLXRD-YXU ARE TXX ANGRY

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