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1月29日:正しいことしか伝えないならペッパーで十分なんよ。

おはようございます。

発達支援の支援者育成団体でトークセッションして、腹黒さとチャラさが際立ってしまった、へいなかこと闇から生まれた男です。

今日はちょっと…多くの真面目な教育者に喧嘩を売りに行こうと思います。

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1)教育現場の時代遅れな常識

eネットキャラバンというのがあります。

わりと公教育の現場で取り入れられているネットリテラシーに関する教育プログラムで、きちんと講習を受けた人がプログラムに沿って講義しなきゃいけないという窮屈なもの。

法務教官時代、法務省が導入を推進し後輩が講習を受けさせられてた。その頃すでに、僕は自分でSNSの適切な使用に関する指導単元を考案して、試行していたので、正直導入する必要性は全く感じなかったけれど。

内容もぶっちゃけナメたもん。

ネット依存
ネットいじめ
ネット詐欺

2ちゃんねるの時代から大して変わってないもはや時代遅れのプログラムで、僕なら金もらってもやりたくないプログラムだ。

でも

それが現実なのだろう。

教育現場では今も、「ネットは匿名性が高くて危ない」とか「ネットの情報は嘘が多い」なんてことを言っている。

それ自体は事実の一端として否定はしないけどれど、今さらそれを主眼にした教育を行うなんて片腹痛いにもほどがある。

mixiやgreeの頃と違って、今のSNSはむしろ実名顔出しが普通だ。

たしかに情報は玉石混交だが…新聞より速く、テレビより平等な情報が手に入る。

情報を仕入れようと思ったらネットを使わないほうがおかしい世の中。大抵の場合正しい情報が目立つようになっているネット社会で、平成中期までの感覚で教育するなんてのは、害の方がでかいし少なくとも意味はない。

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2)正しい情報を伝える人間の価値

正しい情報が速く的確にネットから拾える世の中で、正しいことを正しく伝える人間の価値は、もはやほとんどないと言っていい。

調べることさえすればいい。

先生がやるべき仕事の中で「正しい情報を伝える」はもはや最下層だ。

先生がやるべきことは…

情報の見つけ方
情報の読み方
その土台となる基礎学力

そして

自ら情報を集めようとする態度

の伝授であって、情報の教授ではない。

正しい知識を正しく伝えるだけなら、ペッパーくんで十分だ。

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。