7月31日:僕がほめる時とほめない時。
おはようございます。
原動力は理想ではなく怒りの安部こと本質的に器の小さい男です。
怒りがない状態では発言も動きもキレがなくなる傾向にあります。
さて…
昨日、説教とほめるの話を書いたので、今日は僕なりのほめ方と基準の話を少し深堀りしておこうと思います。
まずは基本方針から。
1)小さい変化を小さくたくさん評価する
歩き方
字の書き方
言葉づかい
道具の使い方
どんなことでも、肯定的な変化はすぐに見つけてすぐに伝える。
10回に1回しかないような偶然かもしれない変化でも、本人より先に見つけて周りよりも早く言語化する。
ドアの締め方が丁寧になった
上履きを揃えるようになった
自分で見たい動画を出せるようになった
今仕事してる放デイでは、こんな小さなことを毎日何度も何度も伝えている。
おぉ!今の言葉づかいはいいな!
あれ?ちゃんと靴揃えてるじゃないか!
そんなことの連続。他の何よりもそれを優先してる。少年院でも一緒。定着なんかしてなくていい。今この瞬間の行動が少しでも望ましいものになっていたら、「今のはいいな!」と評価する。
10回に1回程度の変化は、見てれば偶然かもしれないとすぐわかる。どうぜ次は元に戻るだろうという見立てができる場合もある。
そのせいか、どこの現場にも
まだ定着してないから
どうせ偶然でしょ
たった1回やっただけじゃ…
という理屈でほめない人がいる。
気づいてるのにほめない。
僕にもあえてほめない時や、なんならダメ出しする時もあるけれど…それは定着や回数の問題ではない。
10回に1回でも100回に1回でも、偶発的なものでも…肯定的な違いを見つけ出して即座にフィードバックするのが基本だ。
ー・ー・ー・ー・ー・ー
2)僕がほめる時とほめない時
僕がほめない時には一定の傾向がある。
調子に乗っている時
ほかに致命的な欠点がある時
手抜きして小狡く結果だけを出した時
だ。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。