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あらためて「この男すげーな」と思った | ライブ対談の裏話

先日、僕のポンコツYoutubeチャンネルにて古内しんごさんと対談しました。

僕のチャンネルのポリシーは「たれ流し」。サムネをちょこっと作る以外はコストをかけないことにしていて、ただただ話したい人と話してる。今回で17回目の対談だけど…過去イチの居酒屋感だったと思う。

僕は「仕事の話で酒を飲む」タイプの人間で、仕事といえば愚痴しか吐けない人とか、酒といえばドンチャン騒ぎ…みたいな人とは飲みに行かないようにしてるのだけど…しんごさんとはたぶん、朝マックしててもそこらの居酒屋で飲んでてもこの雰囲気だと思う。

法務教官時代にマジで数え切れないくらい飲みに行った同期との酒を思い出した。

んで…

対談でも少し紹介したしんごさんの絵本がこのたびAmazonの絵本カテゴリで一位を獲得したとのこと。本当にすごいこと。なのだけど…その投稿を見ながら、僕はあらためて彼の凄さを知りました。




対談前に内容の打ち合わせはしない。配信直前に入ってきてもらってあとはアドリブで進行するのが恒例行事。事前に確認するのは概要欄に載せる情報だけなのだが…

ご覧いただくとおわかりのとおり、彼、絵本のリンク貼ってないんですよ。

いやもちろんね、リンク集の中にはちゃんと絵本のリンクが載ってるんだけど…このタイミングですよ?僕なら絵本のリンクを最優先で載せたいと思うんです。

だけど彼は載せなかった。

いろんな意味があると思います。「たくさん載せても視聴者はクリックしない」みたいな現実的な理屈もあったのかもしれない。でもさ…

僕ならやっぱり載せたと思うんです。
ほかのリンクを削ってでも。

売りたくないわけじゃない。
むしろもっと届いてほしいと思ってる。
今全力で届けに行ってる。

だけど…

これはただの僕の推測だけど…

「本の宣伝に行く」ではないスタンスで配信に来たからなんだと思う。あくまでもただの雑談。僕や視聴者に絵本を宣伝するのではなく、教育というお互いが情熱を注ぐものに対して、対等に語り合うために。その目的から外れることはしない。

対談の中で語ってくれているが、教員を辞めて起業し、それなりに生活をまわせるだけの売上を立てながらも彼は「目的に合ってない」と判断してその事業をやめた。

その判断はなかなかできることじゃない。

やりたいことを突き詰めて、そこに向かう手段を冷静に考えながら、情熱を持って動く。やることよりもやらないことを決めてるように見える。

わかってたって簡単にはできないことだ。

あらためて「すげーな」と思いました。絵本もすげーけど、やっぱり古内しんごがすごかった。心の底からリスペクト。


放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。