なんだかつまらない人間になってやしないか

こっちの方がコスパがいい、こっちの方がローリスク、こっちの方が無難、安定……といった思考がいつのまにか増えてきているような気がふとした。

コスパの追求は趣味なところがあり、その後に残った真にいるモノやコトに集中したい志向ではあるが、ではそのモノやコトにいざ振り切っているかというと、イエスと言い切れないような気もする。

リスク回避、安定思考、それは単に大人になったということなのかもしれないが、自分に対してはあえてこう言いたい。「つまらなくなったな」と。「一体コスパがなんぼのものだっていうんだ?」と。

なら以前はおもしろい人間だったのか……というとそうでもないような気もするが、話の腰が折れるので置いておくとして、でも少なくとも小説を書き上げることだけを考えていた時はおもしろかったと思う。それが成果や報酬に繋がるかわからないにもかかわらずしていたのだから(一応目指してはいたが)、利益コスパ度外視の行為だったといえる。気にすべきことを気にしなかった(あるいは目を逸らしていた)当時の行いは褒められるものではないが、今からするとその姿に熱を感じ、眩しく思えるのは、懐古かはたまた羨望か。

「つまらないってつまらないな、なんとかしたい」と考えていた時に書いたのがこちらの記事になる。

停滞感を打破する術として、ストックをリスクにベットしてみてはどうかと思った。
尻に火がつくし、ストックなので仮に何も得られず(得る得ないを考えるからつまらないんじゃ?)、なくなってもマイナスになるわけじゃない。
少なくともちょっとはおもしろいと思う。

その分活字を取り込んで吐き出します。