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数える。

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私は、アクセサリーや小物、グッズ業界に長く身を置いているが、「数える。」という作業は舐められがちである。
1個少なくてもダメ、1個多くてもダメ。ピッタリじゃないとダメ。な世界において、「数える。」と言うのは重要な工程だと思うのだ。

ところで、「A4の束500枚から、100枚の紙を数える」時、どのように数えるだろうか?
以前ネットニュースで「新卒が100枚数えるのにコピー機で白紙を100枚印刷しやがった。」みたいな話を目にしたのだが、コストの観点はさておき、私はこの新卒がやった行動は正しい行動だ。という立場でこの記事を書く。

「数える。」の極意は機械に任せる事だ。
人間は「数える。」という作業に向いていない。
それでも人間が数えなきゃいけない場面があるがそこに細心の注意を払う。
どこでどうやって機械を入れるかを考えるのは人間の領分なので、しっかり考える。

私がやってきた数え方を例示する。
誰かの役に立てば幸いである。

①重さで数える。
デジタル計量器の中には1個の重さを登録出来るものがあり、ジャラッと乗せて数量を数える事が出来る。
「1個10gのパーツをジャラッと乗せたら242gだったので24個」みたいな事だ。この2gが曲者で、数が多くなると正確性が失われていく。
このタイプの計量器にはアラーム機能がついていて、95g以上105g以下の時アラームが鳴る。これで乗せた時にアラームが鳴れば10gのパーツが10個あることが機械を通して証明出来た。
個人的には範囲内の時にアラームが鳴るんじゃなくて、範囲外の時にアラームが鳴った方が分かりやすいと思う。

②数えた物と突き合わせる。
数える工程は多ければ多いほど正確性が増す。
1パック100枚入りの透明袋と100個の製品があった場合、同時に無くなれば安心だし、袋が1枚余った場合、2個入れちゃった事を疑って100個を調べる必要がある。
問題は「1パック100枚入り」が信用出来るか、「100個の製品」が信用出来るかである。
基本的に他人(他社)が数えた数量は信用しない。
多分、人間が数えているからである。
なので、自分の所で数えた物を使う。
テープカッターのカウント機能を使う。
セロハンテープをセットして、長さを1㎜刻みで設定、数量を設定。
センサーがついているので、1枚取ったら次の一枚が勝手に用意される。
100枚終わったらアラームが鳴る。

ちなみに、幅広なので、梱包用のPPテープにも使える。
もちろんこの時も数える。

次回は、それでも人の手で数えなきゃいけない場合について考えてみようと思う。

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