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アフリカ事件簿 #27 ~コラム:アフリカヘアーに挑戦してみる~

このnoteは、下記のマガジンで不定期連載中です。

あなたはブレイズヘア、という髪形をご存知だろうか。
歌手のMISIAさんがよくやっている、アレである(伝わる?)。

アフリカのボツワナで生活するにあたり、
しかも学生時代と違ってお金が(多少は・・・少は?)あるので、
アフリカの人々がたしなんでいるブレイズヘアに
挑戦してみることにした。

ぼつわな人もすなるぶれいずといふものを、
日本人もしてみむとてするなり、である。

①美容院に予約を入れる

(ボツワナに住んでいる日本人の方、
 またボツワナ人スタッフから太鼓判を押された自然派の)
ボツワナの美容院に、メッセージアプリで予約を入れる。
この際、自分の現在の髪形の写真を送り、
「ブレイズやりたいんだけど、付け毛どれくらいいるかな?」と相談。
「あなたの髪形なら6束あれば十分よ!」と返信あり。

②エクステを買いに行く

そうかわかった6束だなということで、ショッピングモールに
エクステ(ヘアーエクステンション。付け毛のこと)を買いに行く。
エクステはスーパーマーケットや雑貨屋さんで売っている。

好きな色のエクステを選び、6束購入。
わたしは基本黒色、先端が赤色のエクステ
1束約30プラ(約330円)を計6束購入なり。
(今更だけど、束って数え方であってるのかな?)

③いざ美容院へ!

初めてのボツワナの美容院。
特に「ボツワナ」特有な感じはないかな~

と思いきや・・・
ん?!

わたしが持つの?
Kindleでも読もうかと思ってたけど・・・
えっと、わたしが持つのね?
わたしが持ったエクステから、
美容師さんが少しずつ取っていくスタイルね?

④約3時間の戦い

頭髪を何ブロックかに分割して、
わたしの地毛にエクステを編み込み、
さらにエクステ単体部分を編み込んでいく。
すごい速さで気づいたら編み込みができあがっていくが、
いかんせんブロック数が多い。
髪の毛を引っ張られながら、約3時間を耐え忍ぶ。
ちなみにこれは束を持ち終わって、いったん余裕があるときの図。

⑤仕上げのオイル

編み込みが完成し、
最後に謎の液体をふりかけ、馴染ませられる。
いわく、この髪形を長持ちさせるための
オイル(自然派)とのこと。
料金は500プラ(約5,500円)にチップ50プラ(約550円)。

⑥ブレイズヘアその後

こうしてわたしはブレイズヘアを手に入れた。

ブレイズヘアへの反応はまちまちであり、
MISIA、バスケットボール選手、DJ、イカ、プレデター
など様々な声をいただいた。

日本人の友人知人から好評であったが、
さらにボツワナ人からも好評であった。
「あら、いい髪してるわね!」
とスーパーのレジのお姉さんに話しかけられ、悪い気はしなかった。

一方、大変なのはケアである。
高温多湿な地域に住んできた日本人は
毎日髪の毛を洗う習慣があるが
ブレイズヘアは洗えない。
(1回試しに洗ってみたことはあるのだが、
 永遠に乾かなさそうだった。ずっと水がしたたっていた。)

つまり、3時間髪を引っ張られる戦いが終わったその瞬間から

頭皮のかゆさとの仁義なき戦い

が始まるのである。いやはや、参った。
ブレイズヘアにはかれこれ4回ほど挑戦したが、
地毛の伸び+かゆさとの戦い
で3週間くらいが限度だろうな、という所感である。

⑦ブレイズヘアさらにその後

ブレイズヘアは、つけて終わりではない。

出したら入れる。
開けたら閉める。
つけたら外す。

である。

ブレイズヘアを取るのはなかなか難儀であって
地毛とブレイズヘアとの境目までブレイズヘアを切り、
さらに地毛とブレイズヘアを解く、という作業が必要となる。

わたしはブレイズヘアに挑戦した4回のうち、
3回はブレイズヘアのオフに協力者を募った。
2人がかりで1時間強の作業である。


⑧まとめ

全体的な感想としては、
日本でブレイズヘアをしようとすると3万円くらいかかるし、
アフリカ人、日本人からもウケがいいので
チャンスがあれば1回くらい
お試しいただくのが良いのではないだろうか。

実は、わたしもあと1回分くらいエクステ余っているので
もう1度くらいブレイズしようかな、と思っている。

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