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Harre-lu

2017
「 こんにちは。」
女学生風の女の子は珈琲を注文した。

はじめての来店なのに、勝手がわかってる様子で 店内をぐるりと見て椅子に座った。
珈琲を飲んで、ケータイをいじっている。
背中を向けて座っていたが しばらくすると
 くるっと、こちらを向き話はじめた。
店内は狭く、店主もテーブルにどっしりと座って作業をしているので 何か話さなくては…という印象を与える一見さんには 緊張するお店かと思うが、彼女は全くそんな様子なく 入って来て、自分の部屋で過ごしているかのようだった。

堂々としている印象が残った。

絵を描いて発表していると聞いた。
そして 女学生ではなく、成人女性であった。

名前は晴菜ちゃん( Harre-lu )

しばらくして また見かけない女性客が現れた 
綺麗な成人女性。会社員かな。
はじめましてかと思いきや、晴菜ちゃんだ。

ある時は ジャージで現れた。
もう、誰だかわからない。

彼女は来る度 全く違う印象で現れる。
ファッションやメイク、
纏っている空気が違うのだ。
いろんな彼女を見た。
なんか芝居ができそうじゃない?そう思った。

現れる度 面白いと思ってみていた。
沢山見てきたからか 最近は すぐわかる。
間違えることはない。

2018
gallery björn企画 gift Exhibitionにて、
彼女の作品をはじめて展示させて頂いた。

印象深かったこの絵。
どうしてか 
この絵を描いた頃の彼女がとても心配になったのを覚えています。


いくつかの作品が運びこまれた。

同じだ。
作品も彼女と同じで
一人の人が描いていると思えない印象を受けた。

gallery björnのお客様たちも 
一人の作家の作品だと気が付かない。

私の中で晴菜ちゃんは 七変化する人である。
作品も七変化して描いているのかな。
これからも 目が離せない。
               björn heidi.


2019
新年 
ライブペインティングをお願いし、
毎年の恒例イベントとなった。
今年で4回目になる。




2021 

OUE HARUNA 2021 Exhibition


2022

1/5 - 11
 harre-lu  Exhibition  Re: From COAST


学生時代 ゴーギャンを模写した。

大学生の頃  oil peinting


沖縄にも住んだ。拾った流木とならべて。

これが 今 描けるもの。




Harre-lu
1993 岡山県生まれ

2018  gallery bjorn企画展gift Exhibition
2019~ 新年のライブペインティングスタート
2021 
Haruna Oue Exhibition +ライブペインティング
沖縄ラジオパーソナリティ
音楽ジャケット、映像にも携わる
2021より Harre-lu 
(Haruna Oue大上晴菜から改名)

毎年恒例になった
harre-luの新年ライブペインティング&個展を
gallery bjornで 1月開催している。

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