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さよなら青春


今日はなんだか感慨深い日だ。
(といっても日付としては昨日だけれど)

先輩が卒業し、大人へと旅立っていく日。
1年遅れで入学した私は00年生まれなので同年代の同級生たちが旅立っていくのを見送る形になった。

自分と同じ世代が先へ行くのを後ろから眺めていると22という数字は、社会にとっては大人なのだなと実感する。


小学生の時は中学生に憧れて中学生は高校生に憧れて高校生は大学生に憧れて。毎年ちょっと大人になった自分ってどんな感じなのだろうとワクワクしていたのに、実際に22年辿ると中身は子供の頃から変わらないし、22ってこんなもんかと思わされる。

でも今22から昔を振り返ると、自分は成長しているとも感じる矛盾。


ぬくぬくと当たり前のように送って来た16年間(+浪人1年)の学生生活もあと1年で休止符を打つ。


学生でなくなる自分なんて私は想像できない。


社会人になることへの期待や希望は全然あるけど、

それ以上に今まで一緒に過ごした自分の学生生活が、これ以上更新されることがないのかもしれないという不安と寂しさ。

社会人経験を経て大学院や再び学生として学ぶ機会も十分にある。

けどそれはやっぱり、私にとっては真の学生生活などではなく、あくまで延長線上のものなのだ。

16年間連続で学生生活を当たり前のように続けていくことと、16年間の後に自分の意思で切り開く新しい学生生活は全く違う。


ある日ある時の出来事が二度とやってくることのないように、
その時に謳歌した学生生活は、日が経てば経つほど、年齢を重ねれば重ねるほど、二度と味わえるものではない。


学生生活という青春は残り1年でさよならだ。


1年差で一緒に過ごして来た先輩がいなくなり、先輩たちともう一緒に学ぶ機会がないかと思うと、やはり寂しい。

それでも先輩たちがいなくなった世界で日常をすり減らしていく。

さよなら青春1年。



1年後の私は何を思っているだろう。


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