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マグマナナカマド~鑑定品の価値とは~

こんにち博士の研究。マグマナナカマドだ。
※マグマナナカマドが誰だかわからない人はこちらの記事を参照してください。自己紹介と生い立ちが書いてあります。僕もよくわかりません。

学会の論文を書くのもサボって日々ポケカの研究をしておるぞ。

今回はポケモンカードの鑑定品についての考えを記していくマグマぞ。



鑑定品とは


カードの鑑定。トレカコレクターの中でも必要である者とそうでない者がいあるだろう。実際PSAなどに代表される鑑定品にそこまでの価値を感じていないコレクターもいるだろう。

マグマとしては鑑定品で集めたいという欲求がマグマのようにフツフツと
沸いている。君は沸かないのか…?沸いてきたんじゃない…?


マグマ…….沸いてきたんじゃない…?


そもそもカードの鑑定品とは何ぞや?という人(現代でそんなコレクターがいるのかは不明だが)向けに一応鑑定の概要だけ記しておくマグマぞ。


鑑定品の概要


トレカの鑑定は、専門の鑑定機関が一般ユーザーからの依頼を受けて行っている。有名な鑑定会社としては、PSA、BGS、ARS、また後述するがCGSというものがある。基本的な鑑定の内容としては下記の通りだ。

カードの状態の判定(およそ10段階)
カードの真贋の判定(偽物か本物かの判定)
特製ケースへの保管

などがある。ユーザー、マグマもそうだが鑑定品に求めていることは
本物であることの証明」「美品であることの証明」「保管性の担保
だと考えている。

状態の評価については各鑑定会社の基準によるもので、最高評価を受けていたとしても状態に差異が見られることもあるので賛否両論あるとは思うが、
マグマとしては、専門の鑑定会社の基準をクリアしているのならそれなりに美品ではあるのではないか?と見ている。


鑑定品の価値


トレカの鑑定品については、最高評価が下ったカードに関しては
未鑑定のカードよりも価値が上昇する傾向にある。
なぜなら、未鑑定のカード(素体と呼ばれる)に比べて鑑定済みのカードは
本物であり」、「美品である」というお墨付きを得られたカードであることが証明されているためである。

トレカコレクターというものは美品を求めるものだ。

かく言うマグマもよくPSA10の鑑定品のポケカを購入している。


少し話が逸れたが、鑑定品に価値が生まれるのはそもそも、
鑑定会社に信頼があるから、である。

PSAなどの鑑定会社はそもそもカードのなどの「鑑定品の販売ルート」を持っていない。つまり、PSA側が鑑定したカードがPSA10であろうがPSA5であろうが「関係ない」のだ。(元々のカードの素体の価格が高ければ高いほど鑑定料が高いなどはあるが)
PSAなどの鑑定会社は会社である以上、利益を求めているのは確かだが
鑑定会社の鑑定料はほぼ一律だ。(1枚3300円など)

カードの評価で最高評価を下そうが下さなかろうがPSA側の利益は変わらない。つまりカードを販売するカードショップなどとは違い、完全に第三者のためカードの評価に信頼が置かれている。


ではここで、去年新しく始まった鑑定サービス、CGS鑑定を見ていくマグマね。

CGS鑑定

CGS鑑定(Clove Grading Service)とは、カードショップとして有名な
clove baseが始めたグレーディングサービスだ。

概要としては他の鑑定会社のサービスと同様で、カードの状態を最高評価を10としてグレーディングするサービスだ。



2023年7月から始まったサービスだ。需要や人気については正直マグマはわからない。なぜかというと、そもそもCGSというサービスを信用していないからだ。

CGSを信用しきれない理由


なぜCGSを信用しきれないのか。
それは「clove baseがカードショップだから」である。


カードショップはカードの売買によって経営が成り立つ事業形態だ。
つまりカードショップが保有している資産価値によって今後どれだけの金を生むかが決まってくる。

現状ではカードの素体よりも最高評価の鑑定品の方が価値が高く、金額も高いため資産価値は後者の方が高いとされる。
鑑定品に対して魅力を感じない人もいるため、一定量は素体で持っておく必要はあるとは思うが、それでも鑑定品の方が基本的に金額が上だ。


つまり極論を言うと、ショップの在庫が最高評価の鑑定品であればあるほど
在庫の資産価値は上がる

例えば在庫として保有している素体のカードが、鑑定品になれば金額が2倍になるとしたら販売する側としては鑑定品に交換した方がいいということになる。

しかし実際の鑑定品というものはそうは上手くいかない。


実際マグマもPSA鑑定に実際出したことがあるのでわかるのだが、
美品を提出したからと言って「確実にPSA10が取れる」とは言えない

どの鑑定会社も自社の鑑定基準を公表しているわけではないので、
確実にPSA10なり最高評価を受ける術はない。(センタリングやキズの程度などである程度選別することはできるが)


現実、PSA9とPSA10では評価が一段階しか変わらないが、
金額や需要という面で見ると雲泥の差だ。
月とすっぽんマグマナナカマドタイダルウェーブオダマキだ。
どちらを大衆およびカードショップが求めるかは火を見るよりも明らかだ。
PSA9の評価を受けてしまったばかりに、素体では極美品のカードであっても
価値としてはPSAに鑑定を依頼する前の素体のカードよりも価値が下がってしまうこともある。(素体の美品を求めるコレクターは居ても、「何らかの欠点があることを評価されてしまった」PSA9を買い求める人は少ない)


さて、ここでCGSの話に立ち返ると、CGS鑑定品の需要や金額設定に関しては不明だが、現状CGS10はPSA10などと同様の価格帯に設定されている。
CGS的にはPSAよりも鑑定基準が厳しいとされており、CGS6の個体がPSAでは10の評価を受けた、なんて話もある。
つまり基本的にはPSAなどと似たような、基準を設けて独自のグレーディングを行っていると言える。

実際CGS10の個体を見てみたりしたが、確かに美品だった。



しかしここで重要になってくるのが、

グレーディングを行っているのがカードショップだ、ということだ。


これは裏を返せば、販売する側がグレーディングを操作することができてしまうということだ。(実際に操作しているとは言っていない)


例えば店で抱えているAというカードがあり、市場価値が素体で100000円、PSA10で200000円になるとする。ここで在庫のカードAを「CGS10の鑑定品にしたい」と思えば、することが可能になる。


PSAに関してはこれは起こらない。なぜなら第三者の鑑定機関だからだ。
先ほども書いたが、鑑定したカードの評価が何であれ、PSA側としては関係ない。

しかしCGS鑑定は違う。
自社で自社のグレーディングサービスを利用して評価を意図的に上げることができれば在庫の資産価値を上昇させることができてしまう。
(重ねて言うがそのような行為をしているとは言っていないし思ってもいない)


実際CGS鑑定品というのがどれほど市場に流通しているのかはわからないが、PSA鑑定品とは違い、clove以外でCGS鑑定品を商材として扱っているのをあまり見たことがない

またclove自身のサービスである鑑定でCGS9の評価を受けたカードに関しては、clove側が「買取を拒否した」という例もあるという。

すなわちclove側が、CGS鑑定品のうちCGS10以外はカードとしての価値がないと宣言しているということに等しい。(その実PSA9に関してはカードによっては買取をしていたようだ)


グレーディングをしている側にそういう対応をされてしまうと、

「せっかく自分で持っていたコレクションのカードを無価値にされてしまうんなら鑑定してもらうのを止めよう…」

と思ってしまい、CGS鑑定の利用を躊躇ってしまうだろう。


しかもclove側が営利企業であるが故に、グレーディングの意図的な操作がありえないとは言えないというのが余計に利用を躊躇わせる。
例えば完全な極論妄想を繰り広げると、重鎮であるマグマナナカマドが鑑定士に「10にしないと鼻からインフェルノ食らわすぞ?」と脅したことで本来評価8の状態のカードでも10に跳ね上げることができてしまう。
(重ね重ね言うが実際にはそんなことをやっていません。やっていたら大変なことです。)



そんな懸念がある以上、CGS10にPSA10と同様、もしくはそれ以上の価値を見出せるかと言われると疑問がぬぐえないのがマグマ的な感想だ。


実際、CGS10の方が評価が厳しく、PSA10よりも状態の良いものがある可能性もある。
しかしそれでもCGS鑑定の評価について疑念がある以上、例えPSA10のカードよりもCGS10の方が状態が良いですよ!と言われたとしても買う気持ちにはなれない。


市場の価値というのは、取引が成立することで決まっていく。
果たしてCGS鑑定品を欲しいと思う人が市場にどれだけいるのだろうか…と思うとマグマはおそらく手を出しはしないだろう。
CGS鑑定品が他のショップに流通しない限り、少し強い言葉で表現するとCGS10のカードの値段はclove側が勝手に決めただけの値段であり、PSA10などの相場による価格とは異なってくる。


ものすごい邪推になるが、カードショップがグレーディングのサービスをやっている以上、上記のような不安に加えて、

CGS10の鑑定品の買取価格を上げる
→鑑定に出すユーザーが増える
→鑑定料が儲かる
→実際に鑑定として出す評価は9以下
→現状CGSを買い取れるのはcloveだけなので買取拒否もしくは買い叩かれる

という悪魔のような構造も考えられる。
これに関しては上層部に悪魔元帥:デビルオーキドがいる場合に注意しなければならないことなのでここまで飛躍して考える必要はないだろう。


しかしどのカードショップでも買取表は実のところ「おとり広告」で
実際の買取価格は美品であっても下がってしまう、などはあると聞く。
マグマも「買取表に○○円って書いてあったから査定に出したけど実際は5万円も価格が低い…でもここまで来るのにも時間かかったし面倒くさいしなぁ…」と買取OKしてしまったことも経験としてはある。


マグマがCGSに対してこのような疑念を抱いているということは、そう思っている他の人もいるということだ。


環境が変わらない以上、CGS鑑定品に価値が付いてくるとは思えないというのがマグマの立場だ。少なくともマグマはCGS鑑定およびCGS鑑定品の客ではないということだ。


まとめ with ビッパ

PSAなどの第三者の鑑定機関は背景が異なり、歴史的なものもあり信用があおけるので、個人的にはマグマは今後もPSA鑑定品を収集していこうと思っている。

最近も欲しいPSA鑑定品のカードがあるのだ…
色々なショップを巡りやっと見つけたものなのだ…
数も少なく希少性はあると思うのだ…
でも高いのだ…工面してくれないか?ヤーコンさん

ヤーコンさん「ダメヤーコンね。」




ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
(マグマ大噴火)(ビッパが燃える音)

突然燃やされるビッパさん(201番道路在住)

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