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哲学・社会思想史研究

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記事一覧

サイード『オリエンタリズム』試論

はじめに 本稿では,エドワード・W・サイード(Edward W. Said, 1935–2003)の代表作である…

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ミシェル・フーコー「社会医学の誕生」試論

はじめに  以下ではフーコー「社会医学の誕生」(Michel Foucault, El nacimiento de la med…

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ジャック・デリダ『弔鐘』試論

はじめに 以下では、ジャック・デリダ(Jacques Derrida, 1930-2004)の主著である『弔鐘』(…

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ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』試論

はじめに 以下では,20世紀を代表する哲学者であるルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン(Ludw…

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フォイエルバッハ『将来の哲学の根本命題』試論

はじめに 本稿ではルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ(Ludwig Andreas Feuerbach…

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ヘーゲル「宗教哲学講義」試論

はじめに 本稿では『ヘーゲル「宗教哲学講義」夏学期・1827年』(GW版、2021年)を読む。 ヘ…

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ヘーゲル『法の哲学』試論—「対外主権性」篇

はじめに 以下では,ヘーゲル『法の哲学』第3部「人倫」第3章「国家」A「国内法」II「対外主権性」を取り扱う. ヘーゲル『法の哲学』第3部「人倫」第3章「国家」(承前)対外主権性における個体性 最初の一文が「対内主権性 Souverainetät nach Innen」(第278節)の振り返りであるのに対して,「しかし Aber」以下の文章は「対外主権性」(Souverainetät gegen Aussen)*1について述べたものだといえる.「このような観念性 dies

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ヘーゲル『法の哲学』試論—「世界歴史」篇

はじめに 以下では,ヘーゲル『法の哲学』における「世界歴史」の位置付けについて見ていきた…

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ヘーゲル『法の哲学』試論—「家族」篇

はじめに 本稿ではヘーゲル『法の哲学』第三部「人倫」第一章「家族」の読解を試みる.  家…

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ヘーゲル『法の哲学』試論—「序文」篇

はじめに 本稿では,G・W・F・ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770–1831)の主著…

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ヘーゲル『論理の学』試論

はじめに 本稿では,G・W・F・ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770–1831)の主著…

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ヘーゲル『精神現象学』試論

はじめに 本稿では,G・W・F・ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770–1831)*1の主…

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〔抄訳〕デステュット・ド・トラシー『イデオロジー(観念学)要論草案』(パリ,1801…

はじめに マルクスはかつて「私はマルクス主義者ではない」と述べたとされる.したがって,マ…

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アダム・スミス『国富論』試論

はじめに 本稿では,アダム・スミス(Adam Smith, 1723–1790)の主著である『国富論』(The Wealth of Nations)の読解を試みる.  本書の正式なタイトルは『諸国民の富の本性と諸原因に関する探究』(An Inquiry Into the Nature and Causes of the Wealth of Nations, 1776)である.すでにこのタイトル一つ取り上げても,スミスのいう「富」とは何か,「ネイション」*1とは何か等々,疑問

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