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『愛と好きの違いについて。』

どうも。新人類のリーダーまさとです。


突然ですが、
あなたは「愛されたい」と思いますか?

愛を求めるのも愛したいと思うのも
人の根源的な欲求ですが
その欲求に振り回されてはいけないのです。

新型コロナの影響で、家庭内の暴力が増えたと報じられているのを
耳にした方も多いでしょう。
一緒にいる時間が長いと、人は家族であってもストレスがかかるのだと分析できますね。


こうなると、そもそも結婚制度が人の本質に向いているのか
疑問にも思います。


家庭内での暴力だけでなく、
TVのニュースなどでは「人を殴る」と言う行動を取る人の話題は尽きません。


学校内の体罰、通りすがりの「憂さ晴らし」として
殴るという行為を選択する人がいるのです。


想い返してみれば、30代以上で今の大人が子どものころ、
「暴力教師」というのは少なくありませんでした。


竹刀を持った体育教師って、実在しましたよね。


とくに、不良の多い地域の学校だと、暴力で抑止力となる先生が必ずいました。


昔から人を殴る人が多かったということです。
ですが現代の方がニュースで報道されるようになったのは、
暴力を振るうことに対して厳しい時代に変わって来たからです。


これは良い変化です。


恐怖心で縛ったとしても、パフォーマンスが向上するとは限りません。


ところが、殴る人の心理はとてもゆがんだもので、

他人を殴ることを正当化するクセが付いてしまっています。


ときには、

「殴ることは愛情表現だ」

とまで頓珍漢なことを言い出す始末。


「愛情があるから怒る気持ちが生まれて、殴ることもある」

と答える人が本当に多いのです。


ですが、
百歩譲って愛情を持っていて殴る場合は、

相手を殴ってでも引き止めたいとき
生死にかかわる問題から救いたいとき
暴れている人を殴って止めるとき

などでしょう。


その他に関しては、
殴る人の「ご都合」の他ありません。


殴る殴られるの関係性にないから関係ないかな、
と感じている人、人事ではありません。


手は出なくても、口や態度で攻撃的になっているなら同じことです。


「相手のことを想うから何でも注意する」
のは、あなたのご都合ではないですか?


決して憂さ晴らしや自分の気分で相手に対して高圧的にならないことです。


その態度は回り回って自分に還ってきます。


家族間では時として、相手を尊重するのを忘れることがあるでしょう。


普段、言葉遣いが雑になっていないか、
今一度想い返してみてください。

親しき中にも礼儀ありとは、良く言ったものなのです。

家族にも親しい友人の中にも、
必ず愛があるはずですよね。

どんなに親しくとも、いや親しいからこそ
相手に対する関心と愛情は
いつも持っておきたいものです。

・・・さて、冒頭の質問に戻りましょう。

あなたは愛されたいですか?


きっとあなたの答えは「Yes」のはず。

・・・であれば、
「愛」とは何でしょうか?


『いやいや、愛は愛でしょう』
というトートロジーも間違いではないですが、
せっかくなので考えていきましょう。


「愛」と似た言葉に「好き」という気持ちがあります。

「好き」な相手には何もしなくても「愛」は湧きそうですが、
ここで重要なことをお伝えします。

=======================
『愛を知らない』
本当の愛とはどんなものなのか?
知らない人が多い。まずは知るべき。
欲望と愛の違い。欲望は身勝手一方的。
愛は相手の幸せを考えて与えること。
=======================

この引用によれば、
愛とは、「相手」の幸せを考えて「与える」こと。

つまり、愛=Loveとは動詞なのです。


好き、というのはただの気持ちです。
あなたの嗜好や深層意識から自然と湧き出てくる感情です。


一方、愛とは、
相手に対する無条件の与える行為のことです。

「あなたが好き」という言葉は
ただ感情を相手に伝えているだけですが、

「あなたを愛している」という言葉は
相手に無条件に何かを与える、という宣言です。

そこには、強いコミットメントが含まれます。

その言葉を発した以上は、相手に対して

自分の状況がどうであろうと
私欲にまみれず相手に関心を寄せ、
相手の必要としている言葉や姿勢
を見せる必要があるのです。

ですが、この本来の愛というのは
日常で見ることは非常に少なくなりました。

非常に悲しいことです。


2019年、日本では
54万組の夫婦が誕生したそうですが、
同時に20万組の夫婦が離婚したとのこと。

単純計算ですが、夫婦の3割以上が離婚しているのです。


夫婦の離婚の原因は様々あるでしょうし
離婚が悪いことではないかもしれません。

ですが、離婚する根本原因を突き詰めるならば
相手に対する愛を忘れたからではないでしょうか。


結婚したときはきっとどんな夫婦も幸せだったでしょう。

ですが、時間の流れとともに
「相手がいること」に対する感謝は消失し
相手に対する不満、怒りが強まります。

相手の行為に対する非難、
人間性に対する侮辱する一方で
自身の過ちを正当化することに必死になり、
次第に話し合うこともせずお互いに逃避することになります。

夫婦関係の破綻は見えたようなものです・・・。

もちろんこれは夫婦関係のみに
当てはまることではありません。


あなたの親しい友人、大切な仲間。


そして、あらゆる人間関係の根本となるのが
「あなた自身との関係」です。


24時間365日一緒にい続ける自分自身。

そのあなた自身に対して、
あなたはどのくらい愛をもって接していますか?

自分との約束を守っていますか?
やりたいことをやらせていますか?
「大丈夫だ」と信じてあげていますか?


「愛されたい」と思うあなたは
他人に愛を求めるだけでなく、
あなた自身にも忘れず愛を与えていますか?

ここで「全然してない・・・」
と思っても、大丈夫です。

あなたがどんな現在地にいたとしても、
目的地が分かればどんな方向にも進むことができます。

あなた自身を愛し、
あなたが必要なことを与え、
あなた自身を信じてあげればいいのです。


まさしく、
自分自身を信じて任せる、
自分に対する愛があってこその決断にほかなりません。

自分自身をヒーリングすることで人生の道筋も変わっていくのです。


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