「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」は受〇するのです! 3 天才🐾文学探偵犬 2022年12月12日 19:54 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ(崇徳院)崇徳天皇(すとくてんのう、1119年7月7日〈元永2年5月28日〉- 1164年9月14日〈長寛2年8月26日〉)は、日本の第75代天皇(在位: 1123年2月25日〈保安4年1月28日〉- 1142年1月5日〈永治元年12月7日〉)。諱は顕仁(あきひと)。ウィキペディア「崇徳天皇」百人一首にも入っている崇徳院の歌ですが、普通の解釈はこうなのです。川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が2つに分かれる。しかしまた1つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しようと思っている。https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1359/われ-て 【破れて】副詞無理に。強いて。たって。出典伊勢物語 六九「男、われて『逢(あ)はむ』といふ」[訳] 男は、たって「会おう」と(女に)言う。weblio古語辞典「われて」たんに「分かれて」ではないのです。しかし本当はこうなのです。腰を振る勢(せ)が速いので、キン〇マに堰き止められた精〇は、お〇ん〇んから分かれても割れ目の奥で何としてでも、受〇するだろう(したらいいなあ)。わか・る 【別る・分かる】自動詞ラ行下二段活用活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}①別々になる。分かれる。出典万葉集 三一七「天地(あめつち)のわかれし時ゆ」[訳] ⇒あめつちの…。②別れる。離別する。出典古今集 離別「むすぶ手の雫(しづく)に濁る山の井の飽かでも人にわかれぬるかな」[訳] ⇒むすぶての…。③区別がつく。相違がはっきりする。出典源氏物語 帚木「中の品になむ、人の心々、おのがじしの立てたる趣も見えて、わかるべきこと、かたがたに多かるべき」[訳] 中流階級(の女性の場合)にこそ、それぞれの心や、おのおのが考えている主義・主張も現れて、(優劣の)相違がはっきりするだろうことが、さまざまに多いにちがいない。weblio古語辞典「わかる」もののあわれ(もののあわれ、物の哀れ)は、平安時代の王朝文学を知る上で重要な文学的・美的理念の一つ。折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、しみじみとした情趣や、無常観的な哀愁である。苦悩にみちた王朝女性の心から生まれた生活理想であり、美的理念であるとされている[1]。日本文化においての美意識、価値観に影響を与えた思想である。ウィキペディア「もののあはれ」らる助動詞下二段型《接続》上一段・上二段・下一段・下二段・カ変・サ変の各動詞型活用の語の未然形に付く。他の動詞型活用の語には「る」が付く。①〔受身〕…られる。出典枕草子 ありがたきもの「ありがたきもの。舅(しうと)にほめらるる婿」[訳] めったにないもの。(それは)舅にほめられる婿。②〔尊敬〕…なさる。お…になる。出典枕草子 うへにさぶらふ御猫は「『犬島へつかはせ。ただ今』と仰せらるれば」[訳] 「(翁丸(おきなまろ)を)犬島へ追放せよ。すぐさま」と(帝(みかど)が)お命じになるので。③〔自発〕自然と…される。…ないではいられない。出典徒然草 一九「なほ梅の匂(にほ)ひにぞ、いにしへの事も立ちかへり恋しう思ひ出(い)でらるる」[訳] やはり梅の香りによって、以前のことも(当時に)さかのぼって、自然となつかしく思い出される。④〔可能〕…することができる。…られる。▽中古には下に打消の語を伴って、「…できない」という意を表す。出典竹取物語 かぐや姫の昇天「あの国の人を、え戦はぬなり。弓矢して射られじ」[訳] あの国(月の世界)の人を、(相手に)戦うことはできないのだ。弓矢で射ることもできないだろう。語法(1)尊敬の「らる」⇒る(2)可能の「らる」⇒る(3)「らる」は上代には例がなく、中古になってから発達した。(4)自発(③)・可能(④)の意の場合には命令形の用法はない。参考「らる(る)」の意味を見分ける目安*「…られ給(たま)ふ」「…れ給ふ」の形で用いられる「る」「らる」は、受身か自発であり、尊敬ではない。表は一応の目安で例外もあるが、同じ意味の助動詞「る」にも当てはまる。⇒るweblio古語辞典「らる」「あはれ」は「逢ふ-らる」なのです。「わかる」は分析、「逢ふ」は総合であり、知識と教養のあり方なのです。下品なだけでなく、人間の叡智を詠んでいるのです。知識は男子力、教養は女子力なのです。せ 【兄・夫・背】名詞あなた。夫。あの人。▽女性が、夫、兄弟、恋人など自分の親しい男性をさして呼んだ語。出典万葉集 三三九九「信濃路(しなのぢ)は今の墾道(はりみち)刈り株(ばね)に足踏ましなむ沓(くつ)はけわがせ」[訳] ⇒しなのぢは…。[反対語] 妹(いも)。weblio古語辞典「せ」女子が主導権を握るのが人類普遍の真理なのです。あと、普通に男女の歌としても、再会を煌めかすのは別れなのです。誰が枯れたですってええええ!? ダウンロード copy #和歌 #百人一首 #日本文学 #崇徳院 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート