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人生の教科書 ▶︎幸せな自分を許す

「幸せになりたい」
誰もが思い願うことです。

では、「幸せ」とは一体なんでしょう。
どんな状態を「幸せ」というのでしょうか。

毎日の生活の中でふれる些細な幸せや
人生の決断の結果得られた少し大きな幸せなど、
幸せにもさまざまな形や大きさがあります。

「幸せ」の定義は人それぞれ、
また幸せの感じ方も人それぞれです。

今の自分を幸せに思える人もいれば、
そうじゃない人もいます。

思い通りの人生を送っているのに、幸せに思えない
人と自分を比べてしまって、自分が幸せに思えない
そんな風に悩む人もいます。

そこで、今回は
”幸せの感じ方”について掘り下げていきます。

幸せを感じられない理由

「幸せ」に後ろめたさを感じていませんか。
幸せを感じたとき、素直に喜んだり、人に話したりできますか。

後ろめたさを感じる理由は、
「幸せな自分を許せない」からです。
自分で自分の幸せを邪魔しているのです。

落ち込んでいるとき、体調が悪いとき、
周りの人から「大丈夫?」と心配されます。
人に気にかけてもらえるのは、うれしいですよね。
でもそれは長くは続きません。
元気になったら声を掛けられることも減ります。

それと同じで、不幸なときは周りの人が心配してくれて、
気にかけてくれます。
でも幸せになったらどうでしょう。
「大丈夫?」という心配はされなくなります。

不幸な状態に慣れている人は、
気にかけてもらう時間が減ることを恐れます。

自分が幸せになるよりも、
不幸なまま、人に気にかけてもらうことを選んでしまうのです。

自分が幸せになったら、
周りの人が離れてしまうのではないかという恐怖を感じ、
不幸なままいることで、気にかけてもらおうとします。
自分が生き延びるために、幸せな自分を許さないのです。


幸せな自分を許す方法

1 幸せの基準を書き出す

幸せの基準は人それぞれです。
人と同じことが幸せではなく、心の中にある「自分だけの幸せ」、
自分が幸せに感じる瞬間や、自分の幸せだと思うことを書き出します。
注意することは、「幸せ」と「理想」は違うということです。
理想の体型になれば、理想の生活ができれば、など
条件付きの幸せは、本当の幸せではありません。
幸せをもっと大きなものとして捉え、基準を明確にしてみましょう。

2 今の自分は幸せか、どうなれば幸せなのか心に聞く

幸せの基準を書き出したら、今の自分は幸せか、
幸せでないなら、どうなれば幸せなのかを心に聞きます。
頭で考えるというよりも、心で感じる感覚です。

そうやって幸せの基準に当てはめると、
意外に今の自分って幸せかもと思える人は多いのではないでしょうか。

3 身近な人に、「自分が幸せになったらどう思うか」聞く

自分が幸せになることで、周りの人が離れてしまう恐怖が
自分の幸せを許せない理由だと書きました。

わたしたちの物の捉え方は、
生まれ育った環境に大きく影響を受けています。
だから、自分の幸せを許せないと考えること自体は仕方がありません。

でも、本当に周りの人もそう思っているのでしょうか。
わたしたちは想像することはできますが、
実際に他人が考えていることは分かりません。
だから、実際に聞いて、確認します。

多くの答えは、
「あなたが幸せになったらうれしい」だと思いますよ。

4 幸せを感じる練習をする

1人で悩んでいたときは、主観的な考えしか持てなかったのが、
1〜3のステップを踏むことで、客観的な視点で見られるようになったと思います。

自分は幸せになってもいいと頭では分かっていても、
今まで感じてこられなかった分、幸せを感じる練習が必要です。

方法は簡単。
まず、幸せを感じたときに「幸せ」と実際につぶやきます。
そして心の中がほっと温かくなるようなイメージで、
10秒程、幸せを噛み締めてみてください。
これを繰り返すことで、実際に幸せを感じる力がついてきます。


最後に

これまでは自分を守るために、
幸せな自分を許さないという選択をしてきました。
これからは、幸せになるために、
幸せな自分を許す選択をしていきます。

かといって、頭で分かっていても、
簡単に許せるものではありませんし、
簡単に幸せを感じられるものでもありません。

繰り返し、辛抱強く、何度も練習をすることで、
少しずつ、幸せな自分を許すことができます。
そして、幸せを感じることができます。

せっかく生きているのだから、
幸せを感じながら生きていけるよう、
幸せな自分を許してみませんか。

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