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Mr.Childrenの「日常」の切り取り方が、好き。

どうも。大学生のヒポポハリネズミです。今日もコーヒーを飲みながらペタペタと生きています。

今回は、Mr.Childrenについて思ったことを少し。

 僕は、Mr.Childrenが好きです。でも具体的にどうして好きなのかと聞かれると、どこから話せばいいのか、何を話せばいのか分からない。
 だから、きちんと好きな理由を感情ではなく、言葉で伝えられるようになりたいと思い、この投稿。

ということで、僕がMr.Childrenを好きな一つの理由。ずばり!Mr.Childrenの「日常の切り取り方」が素敵だから!
彼らがメロディーに乗せて運ぶ歌詞が、僕の心の弦をジャンジャンとかき鳴らすんです。爽快です。例えばこの歌詞。

憧れにはほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて
カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ
そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える
あわてて僕は彩を探す にじんでいても   金 銀 紫
(「彩り」アルバム『HOME』収録2007年)

うん。すごくいい。細かい事だけど、「付箋したまんま」の「まんま」っていう言い方とかから投げやりな気持ちが伝わってきて、寂寥感がより強くなっている気がします。この歌詞を聴くと、未読のまま積みあがっている本たちを思い出します。読みたいんだけど、読まないとダメなんだけど………。

続いてはこちら。

スーパーの前の歩道に
主人を待つ雑種の犬
ガードレールに繋がれている
君に微笑んで欲しくて
吊り革握っている僕とどこか似ている
そわそわして

(「靴ひも」アルバム『I ♥ U』収録2005年)

 犬好きの方なら心の中で声を掛けるかもしれないけれど、普通ならガードレールに繋がれている犬なんてちらりと目をやる程度で通り過ぎるかもしれません。でもその犬に自分を重ね合わせることで、そんな何気ない瞬間がストーリーに変わっていく。
 重ね合わすといえばこの歌詞も。

信号機は誰もいない道にも合図をくれる
愛想などない でも律儀で
誰かに似てる気がした

(「ハル」アルバム『SENSE』収録2010年)

信号機なんて、僕は今までの人生何千回、何万回と見てきましたが、それを何かと(誰かと)重ね合わせて考えたことなど一回もありません。Mr.Childrenの、その感性が好きです。

続いて。

バイパスに架かる歩道橋からよく見える
ベランダに咲いた彩とりどりの花
甘い匂いがこの胸にあふれ出す
あの人に手紙でも書こうかな?
(「東京」アルバム『SUPERMARKET FANTASY』収録2008年)

僕は愛媛から上京した身ですが、このフレーズで東京の風景が一気に愛おしく思えてきました。手紙、書きたいものですね。

続いてが最後。

捨てるのに胸が痛んでとっておいたケーキを
結局腐らせて捨てる
分かってる 期限付きなんだろう 大抵は何でも
永遠が聞いて呆れる

(「Worlds end」アルバム『I ♥ U』収録2005年)

「捨てるのに胸が痛んでとっておいたケーキを
結局腐らせて捨てる」このフレーズは、付箋のついたカタログがゴミ箱へと捨てられるのと同じような寂寥感に感じます。
でも、そのことが永遠というものと繋げられているところに、更なるネガティブさと、深みが滲み出ていると思います。

Mr.Childrenの「日常の切り取り方」、いかがだったでしょうか?「日常の切り取り方」に関する好きなフレーズはまだまだありますが、とりあえずこの辺で。月並みな表現ですが、改めて、Mr.Childrenの魅力に酔いしれました。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。。。

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