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「Image」Mr.Children~まいにちミスチルモノローグ#4~

どうも!最近「呪術廻戦」のアニメを見始めたへいまるです。漫画をしっかりと読み込みたくなります。ぼくは好きです。

さて、まいにちミスチルモノローグ、第4曲目は、「Image」!!
アルバム『DISCOVERY』(1999)収録。アルバムの最後を飾る曲です。

この曲は、まずとても美しい。歌詞も、メロディーも。タイトルの「Image」の通り、歌われている情景がすーーーっと目の前に浮かんできます。

静かにうねる海 カーテンを揺らす風
何処までも続く青空 子供の笑い声
君の手の温もり 死と再生を繰り返す命

海、風、空という自然から、子ども、君(身近な人)へと視点が移っていき、その両者に通底している命、愛という壮大なテーマへと静かにイメージが連なっていく。きれいですね。

そして、「Image」の好きなポイントは、この世界の不条理や不平等性を的確に言語化しているところです。

揺れ動く心の狭間で
一筋の光に 手をかざすけど
時代はいつでも急ぎ足で
生きて行くことの意味は
争い合う事に いつかすり変わってく

世の中って煎じ詰めればほとんどが争いですよね。そもそも資本主義というシステムに覆われている時点でもう争いのシステムに組み込まれてしまっていますよね。

ふー。そう。そうなんですよ。普通に生きているのに、普通に生きて行こうとしているのに、気づけば誰かと争っていますよね。
子どもの時でいうと、例えば受験。自分の望みを叶えるためには誰かと競争しなければならない。勝たなければならない。
社会に出る時も、常に誰かとのレースに参戦している。ただ、生きて行こうとするだけなのに。

飛び込み台の上 僕等は否応無く
背中を押され落ちてくんだ
溺れそうな魂 水しぶきをあげて
息絶え絶え水面をかく
けれど

そう。まさにそう。望んでないのに飛び込み台に乗せられて、何かの力で背中を押されてしまう。水に落ちても、その場で足掻いても、助け舟はこず、捕まるようなロープもない。

でも

楽しく生きてゆくImageを
膨らまして暮らそうよ
この目に写る 全てのことを 抱きしめながら

この不条理などのネガティブなことも含めて、全てを受け入れて抱きしめて、前に進んでいこうとする姿勢、Mr.Childrenの神髄だと思います。ここがほんと好き。

不条理を認識しながらも、それに絶望し続けるのではなくて、心の扉の内側にそっと引き入れて、咀嚼して良い方向に進んで行こうとする。最高の応援メッセージですよね。

じんわりと心に響く楽曲です。桜井さんの優しさ、Mr.Childrenの包容力を存分に感じられる曲となってます。


今日はこの辺で。読んでいただきありがとうございました。

それではまた明日。

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