見出し画像

【2024年度入学】熊本大学 工学部 情報電気工学科 電子工学教育プログラム 編入体験記(一般) ※合格

こんにちは。
電通大に続き広島大も敗北したので、熊本大学の編入試験を受けてきました。
それではどうぞ。


受験前日

移動

毎度のごとく新幹線で移動です。
13時ぐらいに出発し、熊本駅には17字前に到着。4時間かからないので、やっぱ早くて便利ですね。高いだけあります…。

熊本駅からホテルまでの移動は熊本市電を使いました。これがおしゃれで、最高でした。しかし横幅が狭い。途中から人が増えると、降りるのも大変でした。きっと編入生は荷物多いと思うので、はじめから降りやすい前に位置しておきましょう。
通町筋の東横インにチェックインして、そこから下見に向かいました。

下見

最寄りの熊本大学前まではバスで移動です。10分ほどで到着。大学内にはたくさんの駐輪場があったので、おそらく熊大生は自転車通学が基本なのでしょう。中心街から大学まで目立った坂もなかったので、ふらっと遊びに行くのは楽そうです。

試験が行われるのは、工学部2号館。バス停から歩いて5分もかかりませんでした。
残念ながら受験番号の記載はなかったので、倍率は分かりませんでした。

特にやることもないので、熊本ラーメンを食べてホテルに戻り、勉強しました。

受験当日

集合は10時10分。9時40分頃発のバスに乗り、試験会場に到着しました。
会場に近づくにつれなんとなく感じでいましたが、今年はかなり受験者数が多く、僕が受験する情報電気工学科には80人ほどの人が。そのうち3コースに分かれているので詳しい倍率は分かりませんが、2倍以上なのは確かです。気を引き締めました。

10時10分になると問題用紙、解答用紙が配られ、試験についての説明が行われました。
例年通り、「数学」「電気回路」「情報基礎」から2科目を選択し、合計大問4つを1時間で解くというものでした。

僕は電気回路と数学を選択しました。
それぞれの問題をうろ覚えですが記しておきます。

電気回路①

過渡現象論でした。詰んだ。全く出題されることを全く想定していなかったので、やばいと思いました。2ヶ月前に解いた知識をなんとか絞り出し、とりあえずそれっぽいことは書けましたが、不安しか無いです。

上図に示すRC直列回路について、$${t=0}$$でスイッチSを閉じたところ、$${i(t)=\frac{E}{R} e^{-\frac{t}{RC}}}$$の電流が流れた。以下の問いに答えよ。
1. 電源から供給される電力$${P_0(t)}$$、抵抗Rで消費される電力$${P_1(t)}$$を求めよ。
2. $${t:0 \to \infty}$$において、電源によるエネルギー$${W_0}$$と抵抗でのエネルギー$${W_1}$$を求めよ。
3. $${W_0}$$と$${W_1}$$の差はどのようになるか述べよ。

電気回路②

交流回路に関する問題でした。簡単でした。

1. 図1に示す回路について、端子間のインピーダンスを求めよ。
2. 図2に示す回路について、端子間のアドミタンスを求めよ。
3. 図3に示す回路について、図に記した電流Iを求めよ。

数学①

線形代数の問題でした。連立方程式です。係数は合ってるか自信ないので参考程度にお願いします。

$$
x+2y+z=1 \\
-y+z=2 \\
2x+y+az=b
$$

 上に示す連立方程式について、以下の問いに答えよ。a, bは定数とする。
1. 解を持たないための条件を求めよ。
2. 解をただ1つ持つとき、その解を求めよ。

数学②

微積分に関する問題でした。

$${y=x(1- \ln x)}$$について、以下の問いに答えよ。$${0 < x}$$とする。
1. 増減表を求め、グラフの概形を求めよ。
2. x軸、$${x=c \ (0 < c < e) }$$に囲まれた図形の面積$${S(c)}$$を求めよ。
3. $${\lim_{c \to +0}S(c)}$$を求めよ。

面接

昼から面接でした。当日受験に来なかった人もチラホラ居たので、昼休みに作ったのでしょう、面接のスケジュールが前のスクリーンに表示されました。数えてみると76人いました。
7部屋に分かれ、1人ずつ呼び出されていきます。見た感じ各部屋の人数が均等でなかったので、2部屋分か3部屋分が電子工学教育プログラムの受験者でしょう。つまり受験者数は21〜32。厳しい戦いです。

僕は1時間強待たされたのち、面接部屋に誘導されました。待ち時間はスマホを触ってもよかったので、このnoteを書いていました。
以下の質問がされました。

1. 志望動機は?
2. なぜわざわざ明石から熊本に?
3. 卒業研究は何をしてる?
4. TOEICのスコアが高いけど、TOEICの受験をする前から英語には触れてきたの?
5. 自己申告書には電気回路が好きと書いてあったけど、具体的にどんなところが好き? 
6. もし希望の研究室に入れなかったらどうする?
7. 卒業後の進路は?
8. どんなエンジニアになりたいと考えてる?

番号をふりましたが、この順番通りに質問されたわけではありません。
面接官は二人でした。合計10分程なので、最初の5分で片方の面接官が質問をして、その後の5分でもう片方の面接官が質問する、という形式でした。
なにやら書類のようなものを見ながら質問していたので、おそらく出願の際に提出した自己申告書や成績書などを見ながら気になったことを聞いていったのだと思います。
終始和やかで、リラックスしたムードで面接が行われました。

手応え

筆記試験は時間が足りませんでした。どれも微妙に合っているのか自信を持てないまま進めたので途中で悩んだせいで解き終わることができませんでした。電気回路の一問目に関しては完全に準備不足です。やらかしたにも程があります。泣きたい。

面接試験はすごく手応え良かったです。外国人の先生が入室前に僕のリュックについている大量のラババン(よくライブに行くのでそこで買ったもの)について質問されて、緊張が和らぎました。ありがとうお兄さん。おかげで凄く楽しく面接ができました。一生忘れません。

最後に

熊本大学の問題は、どれも教科書の例題より少し上のレベルの問題が出されます。それを大問4つ、60分で解ききらないといけないので、沢山の問題を素早く解く練習をしておきましょう。

本当に、今の僕は反面教師です。こうはならないでください。推薦を甘く見て勉強を怠り、いざ筆記試験となると「もう間に合わない」と自分に言い訳をして大してやる気も起きない。起こせない。そんなカスにはならないでください。

しっかりとモチベーション、将来設計をもって、受験計画を立ててください。それではまた。
結果は後日記します。

結果

合格でした!!14名合格してたので倍率は5倍ぐらいですかね、、感謝。
とりあえず浪人回避したのでもう安心感がすごいです。
それでは神戸大の受験に向けて、より一層頑張っていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?