![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/131750038/rectangle_large_type_2_a63ab42e6f10e383307877b15d985359.jpeg?width=1200)
ザ・メンタルゲーム
ポーカー指南の本です。
こちらで「ティルト」という概念を知ってからは、トレードしてるとき
「あ、いまティルトしてるぞ」
と捉えることができるようになり、冷静さを取り戻しやすくなった気がします。回りくどい言い回しが多く日本語としては読みにくいのですが、内容はとても参考になります。
▶️ 上達のプロセスは「尺取り虫」のような動きになる
▶️ プロは見えている景色が違う
仮にあるポーカーハンドで未知の技術的要素10個あるとしよう。フィッシュがそのうちせいぜい1つか2つぐらいの未知の変数を知ることができるとしたら、プロの場合7つぐらい分かるのである。
プロフェショナルプレイヤーの優位性は、弱いプレイヤーには作り出せないような確実性を作り出す能力から来ている。言葉を変えて言うなら、彼らは情報面で有利なのである。
▶️ 技術レベルが「無意識的有能」に届いていれば、
ティルトしてても自動的にプレイできる(自転車に乗るのと同じ)
プレイヤーはしばしば、金を負けることがイコール彼らのスキルまでもが失われたように思い込むという罠に陥る。負けてティルトしていると、突然彼らは自分はダメなプレイヤーだと思い始める。だがそれは心の中の幻想にしか過ぎない。
無意識的有能のレベルで学んだスキルは完全に自分のものであり、それはティルトしている時でさえも失われることはないのだ。
ティルト
この本では、ティルトを大きく7つに分類して対処法を説明している。
不公平、負けず嫌い、復讐、失った金を取り戻そうとする、など
君のメンタルがどれほどタフであろうとも、ティルトの蓄積は感情をコントロールする能力を凌駕してしまいかねないのだ。
それはつまり、蓄積されたティルトに対処するには、ポーカーテーブル以外の場所で努力をかさねるしかないということを意味する。
感情のコントロールは、自動的に行えるようなものではない。それを行えるような精神的筋力をつけるには、努力を要するし、それは物理的な筋力をつけるのにウェイトトレーニングが必要なのと同じことだ。
毎ハンド勝つのは不可能である。毎ハンド良いプレイを続けることに専念すること。
・負けても気分が良くなるときがある
勝ちたいという切迫感があまりに強いために、負けた時にむしろほっとして気分が良くなる場合がある。
痛みが早く消え去る、自分でコントロール出来る、勝たねばというプレッシャーから解放される
恐怖
疑念、不安、恐怖、恐怖症は不確実性の積み重なった結果である。
どれも非常に馴染みのある状態、、
1)考え過ぎる
2)自分の直感が信用できない
3)事後にくよくよ悩む
4)パフォーマンスへの不安
5)否定的な未来
自分の直感を信じないということは、自分がこれまでポーカーを学ぶために費やしてきた努力を信じないということなのだ。
「早くこのハンドを終わらせて、不確実性の苦悩から逃れたい」
=ポジションの利食いを急いでしまうのと同じ
モチベーション
・ポーカーに対する強い意欲がありすぎて、燃え尽きてしまう場合がある。それらを防ぐ方法が紹介されている。
・モチベーションが強烈に上がっている時には、アクセルを緩める。
・早い段階で適切な休みを取る
・最低でも週に1日、月に5日は休みの日を入れる。オフの日にはポーカー以外のことを考え、ポーカー以外のことをやる
・ポーカー以外に何か自分が楽しめて、それほどシリアスにならないような趣味を持つ。
・オンラインプレイヤーの場合は、1日のうちにあらゆる電子機器から離れて過ごす時間を必ず設ける。
・1日の終わりに自分のプレイを振り返るようにする。これによってポーカーを自分の心の中から追い出して、脳をリラックスさせられる。
ポーカー面白そうなので遊んだことはあるのですがハマれませんでした。
人の感情を読むことが苦手なので(めんどくさい)、他プレイヤーが見えるゲームがあまり好きではないかも。
こちらもどうぞ。
ポーカーが題材の映画「モリーズ・ゲーム」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?