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2023年1月の記事一覧

すばらしい人間部品産業 アンドリュー・キンブレル (著), 福岡 伸一 (翻訳)

「特別な病気にかかったことのある人の血は、より高価な値段で売れる。特異抗体が含まれているから。精子や卵子は、余剰として商品価値を持つ。特定の遺伝子に特許が付与され、全人類に共有されているはずの遺伝子が一企業の所有物となる。動物のからだが、薬品を製造する工場として利用される」(あとがきより)  知らないこと興味深いことばかりで、あまり上手にまとめきれていないのですが、気になった方はぜひ読んでみてください!英語版は1993年に出版されたようです 第1章 血は商品か  アメリ

若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間(集英社インターナショナル)

今まで読んできた利己的な遺伝子(ドーキンス)とかとは別の視点が加わる感じがして面白かった。かなり内容の濃い本なので、引用がたくさんになった。 第1章 「あなたは車ではない」 生物の自己修復機能や、さまざまな実験結果について 第2章 「肉体の遍歴」  産卵したあとのサケでも、ホルモンを調整してやると突然死はなくなり、タコも内分泌腺を手術することによって寿命がのびる。プログラムされた死について色々紹介されている。   第3章 「拘束衣を着せられたダーウィン」  ダーウ