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ご褒美は2年後からやってくる(☕️005.反響)
華やかなデザインは、打ち上げ花火のように一瞬でみんなの目を引き、世間を一気に照らす。
しかし、私はどちらかというと、地味だけれどじわじわと広範囲に効いてくるタイプのデザインワークの方が得意である。
そしてそんなタイプのデザインワークは、結果が評価され思わぬご褒美の機会が訪れるのは、だいたい2年後あたりから。不思議だ。
大変なのよ🤯
そもそもジャンルは何であれ、ものをつくっている最中は大変なことしか起きない。
意気揚々とつくり始めたけど「…やっぱこっちのコンセプトじゃないのでは?」となったり、仕上がりが良くならないとコミュニケーションまでうまくいかなくなったり、なんとかしようと頑張りすぎて体調に異変をきたし始めたり、仕様設計を間違ってしまい数千枚の画像データを手作業で修正しないといけなくなったり…(すべて思い出しても冷や汗が出てくる過去)
そういう荒波を超えていざリリースされても、仕事が終わった直後って自分もまだまだ熱が冷めやらずであまり冷静にはなれないこともあって。
完成した瞬間に自分にとっては過去になるので、できうる最善は尽くしても「あそこはもっとよくできたはずなのに」とグルグルする。
相席食堂に出られてた風呂桶職人の方が「上手くいったなっていう桶一個もねぇもんな どっか申し訳ねぇもんな それを黙って売っちまうの」というお言葉、老若男女全ての物を作る人のジレンマだなって思うの。 pic.twitter.com/BrlOWJHrlW
— 鹿の王 (@shikaking) June 12, 2024
(風呂桶職人に深く共感する)
なので、最近は「やった仕事の真価は月日が経ってからしかわからないし、冷静には受け止められないものだ」と考えるようになった。
素敵なzineをつくりたい