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バナナリーフの上だとカレーを より手で食べたくなる!

 再び中野の南インド料理店「南印度ダイニング」です。今度は本格的なセットメニュー「ノンベジタリアンミールス」をいただきました。

 上左から右に、サンバールカレー、ラッサムスープ、ライタ(ヨーグルト)、デザート
 真ん中左から右に、ナス炒め、ポーク、大根サラダ、チキン、ピクルス、タンドリーチキン
 下左から右に、チャパティ、ライス、パパド、マライテッカ

ノンベジミールス@¥3,400 (2名以上)

 ライスはバスマティライスです。かなり細く比較的パサパサしているので、カレーなどの味を幅広く纏ってくれます。時折買ってみます(@¥600+税/1kg)が大変おいしい。前半は普通のバスマティライス、そして後半にビリヤニを出してくれます。(お代わりだってさせてもらえます!)

 さあ、食宴を始めましょう。
 バナナリーフの上には多数の料理が並べられましたが、特に順番でのルールはないそうです。大事なのは、各種おかずをしっかりとごはんに混ぜ合わせる。複数のカレーを混ぜることはしないようですが、カレー+ラッサム、カレー+ライタ、などなど、自分の好きな組み合わせを好きなだけ作る。これはインド料理の真髄だ、って感じられます。そして、この「混ぜ合わせる」過程には、「手で食べる」ことが一番理に適うことがわかります。
 手で食べてみましょう!

 よく混ぜたご飯を右手の指で適量をすくい、親指を使ってうまくまとめ、その親指で、口の中に押し入れるようにして食べる。前回この南印度ダイニングで教えてもらいながらやってみて、今回再びの挑戦でしたが、今回はよりスムーズに食べられたようです。マスターできたかも!?(笑)
 前回はランチのときでした。普通にお皿で出されたカレーを、ご飯をお皿に移して手で食べてみたのですが、今回、より本格に、バナナリーフの上に載せられたそれぞれの料理をごはんと混ぜて食べると、手で食べるおいしさが何倍も増すような気がします。これが当たり前のような気までしてきます。

 これまでかなり何度もインドカレーを食べたことはありますが、どうも手で食べてみようという気は起きませんでした。これ、ちょっと無理な仮説かもしれませんが、インド人除き日本人で手でカレーを食べてみようとする奇特なケースは、南インドの店で多いような気がします。バナナリーフを含めた店の全体の空気が後押しをする!インドの文化をより強く伝える役割を果たしているような。

 そして最後のチャイのパフォーマンス。マレーシアでの「テタレ」。
 熱いお茶を上下に何度も移すことで空気に触れさせ、少し冷ますのと、まろやかな味わいを増します。(手で食べる習慣もあるしインド人熱さに弱そうですね。少々外れますがあるインドネシアの店の店長が、日本人の客に「料理がぬるい」と苦言を出されたことを残念そうに言われたのを思い出しました)

チェンナイ出身の店長ダスさん。少々コワモテながら実はやさしい!

 南インドの芳醇な世界をもう少し広げていきたいと思います。
 実はコーヒー好きとしては、インド珈琲を出しても!と思いました。南インドは結構なコーヒー産地です。(2023年発表のデータでは世界9位)
インドでは圧倒的にチャイと思われていますが、南インドではコーヒーも出されることがあるようです。日本だって、「喫茶店カレー」では食後にコーヒー出してもらうのがかなり一般的!インドコーヒー。どっしりとしておいしいです。


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