マレーシアのホステル事情と注意点
今回は、長旅ということもあって基本的には宿泊をホステルから選びました。(ホステルとドミトリーとどこで分けられるか少々曖昧のようです。ホステルのほうが一般的にはセキュリティーはしっかりしていると思います)
それなりに回数泊まりましたので、多少は自分なりの選択ノウハウも把握できましたので、マレーシアのホステル事情と注意点等々、あくまでも自分には、という観点でお伝えしてみます。
1.価格。
(当たり前です)ネットでの宣伝文句も結構実態と離れたキレイな宣伝もありますので、ついつい「安い」に走ってしまうこともありましたが、そうはうまくいかない!原則的には全体的な満足度は料金にかなり比例するものですね。非常に乱暴に言うと一泊RM50-60がある程度の目安と認識できました。(@¥1,800-2,000)それでもさすがマレーシア、この価格帯は非常にありがたいです!
このクラスのホステルの、スタッフの客先対応はだいたいにおいて上級といえると思うのですが、今回の経験で非常におもしろかったのは、「宿泊客との会話状況」です。どうも、会話状況が価格にかなり比例しているとしか思えない!価格だけでかなり安いところを選ぶと、極端な話「話しかけるな」オーラがプンプンしているようで気持ちもめげてしまうのですが、逆にあるレベル以上になると挨拶の頻度は非常に高いし、オープンスペースでの客同士の会話も弾んでいます。たぶん、ここがホステル選択での重要項目の上位に来るものと思います。
2.ロケーション
じっくりと調べたほうがいいですね。自分がそこで何をしたいか、それはどこにあるか。歩けるのがベストですが、交通手段的に便利なところ。例えば夜遅い時間に現地着するときなど、到着する場所に近いところを一泊だけ確保して、それ以降を現地確認しながら選ぶことも活用しました。
3.洗濯の利便性。
長旅でかつ動き回る旅なので、必然的に荷物を最小限に抑えようとします。基本的には下着類は自分で移動日以外はほぼ自分で洗いますし、大きなものはコインランドリーを探します。コインランドリーはまあいいのですが、手洗いをするときの一番の懸念は「乾燥」です。よってもって、ホステル選びの重要項目は「洗濯利便性」ということになるのですが、これはなかなか選択の段階では簡単には把握できないですよね。口コミに期待するしかないかもしれません。
洗濯機のあるなし。大抵はあっても「スタッフオンリー」でした。そんな中で一軒宿泊客に洗濯機を使わせてもらえるところがあって、これは感動でした。一回分の洗剤のみ購入。しかも干す場所も広くあって、纏め洗濯ができてかなり高得点でした。
イポーの「THE BROWNSTONE HOSTEL&SPA」
手洗いをするとしても、干す場所が広くあるのは大変ありがたいです。
4.シャワー
当然共用なのですが、ここはまあだいたい私には大丈夫でした。ただ、男性女性と分けていないところもあって、そこは女性には厳しいかもしれません。パスポート等は常に身に着けるように習慣化していたので、シャワー室に引っ掛けておきます。お湯は大抵出ました。(スイッチが外にあって知らずにシャワー浴びてしまって、まあいいか、というのはありました)シャンプー等々は、大抵備え付けられていました。携帯用の小さなものも持って行ったのですが、面倒でもあってほぼ使わず💦。
5.ベッドの上下
大抵は2段ベッドです。なぜか上のベッドを常に指定されてきて、実は年寄りには楽ではないので、ある時から下のベッドに変更依頼するようにしました。最初に要望しておけばいいかもしれませんね。
6.コンセント等々
去年香港の安宿に泊まった時に、コンセントが共用になっていて、携帯電話の充電に苦労したのですが、今回マレーシアでは、各ベッドに付けられていました。しかしながら、一部コンセントの接触が悪く、途中でしばしば切れてしまうことがあり苦労しました。
7.WIFI
安宿であっても、まず常備されていますね。ただし電波が弱くて結局自分のeSIMを使うこともありました💦
8.トイレ
少々話は逸れるのですが、一般論として重要なトイレ事情です。これ、旅の話題として常にインパクトが大きいもので、諸SNSでもかなり盛り上がるものなのでしょうね。
世界にはまだまま「ウオシュレット装備」できているトイレはかなり少数です。紙がないところも多い。マレーシアでは、ほとんどに紙は置かれていないのですが、便器の横に水道ホースがあって、事後に水で洗い流せます。これって、慣れれば、ウオシュレットとほぼ同じじゃあないですか。少々面倒なだけ。ただ、キタナイ話ですみませんが、拭くのは皆さんどうしているのでしょうか?なかなか聞けない!!ちなみにトイレはほぼビチャビチャしています。私は紙を持参して、一応は「水分だけを拭き取る」ようにしていました。
トイレで紙を使わないのは、昔は紙を普通に使えなかった経済的事情と、パイプが細くて紙を投入すると詰まってしまう事情(これは困る!)の両面があるのでしょうか。ともあれ、経済の進化に応じるのかもしれませんが、日本のウオシュレットは非常に優れた機器だと思いますので、ぜひ広がっていくと、社会的な「快適さ」に繋がっていくと思います。頑張れ! XX社さん、YY社さん!!
(ちなみに形状はだいぶ違いましたが、KLのGHOSTBIRD COFFEE さんで発見しました。すごい!)