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ナシクラブを作りながらマレーシア現地での食材調達について考える

 今日は再び「ナシクラブ」(サラダごはん)です。
 マレーシア半島東部のケランタン州、トレンガヌ州で人気のある料理。青いごはん(バタフライピーからの自然色素)が特徴的で、通常は鶏肉か魚、サラダと共に供される。要するに「サラダごはん」です。本日は魚も肉も適当なものが家になかったので、ゆで卵で代用。それでは「ナシクラブ」とは呼べないのかよくわかりません。たぶんバタフライピーごはんでないと呼ばないような気はします・・
 お米は、新大久保アジアンマーケット(南洋叔叔肉骨茶の隣)で調達したジャスミンライス。¥600(税別)/kgで、近辺のアジア・中東系の食材店と比べても幾分お値打ちです。バタフライピーは、新宿のアジアスーパーストアで以前調達した乾燥もの。(ちなみにですが、この近辺では東南アジアの食材調達のお薦めは、この2軒です。品揃えおよび価格の両面で)。

 さて、肝心のお味は。
 例によって、バタフライピーの青は、味も香りも影響はなし、ということで、ポイントは「ごはん」と「野菜系」の二つになります。
 野菜は、もやしとえのき、マイタケを、東南アジアの風味を少々入れた薄味で炒め、レタスきゅうり添付で可も不可もなし、って感じです。大事なのは「しっかり野菜」で、添付くらい摂れると、食後感がかなりすっきりするんです。ここは、正直なところたぶんかなり多くの外食店で感じる部分なので、ぜひそれぞれの飲食店さんはご考慮をいただけるとありがたいです。

ご参考(ワンプレートにしっかりと生野菜サラダ添え);

 そして「お米」です。
 ジャスミンライス。おいしいです! バスマティライスとの違いが相変わらずよくわからないのですが💦、何となくジャスミンライスのほうが深みを感じる。米によって違いがあるのかもしれません。
 とにかく、マレーシアのごはん全般に、「お米の調理」にすごく拘りを感じます。ココナッツミルクを入れたり、パンダンリーフ、レモングラス、生姜で香り付けをしたり。日本でごはんへの拘りというとお米のレベルなり「炊き立て」の、米粒が立ち上がっているようなおいしさに焦点があてられるようですが、それぞれの違いがおもしろいです。

 さて、日本のマレーシア料理店で使われるお米ですが、「日本米」「タイ米(ジャスミンライスがたぶん主体)」、「インド米(バスマティライスがたぶん主体)」をそれぞれ使い分けているようです。「この料理にはこのお米!」って決まりでもなさそうなのですが、大きなルール枠組みを、もう少し自分で整理しておきたいと思います。

 それでは、マレーシア現地ではどうなのでしょうか?
 マレーシア米は日本に輸入されてはいない(たぶん)ようなので、あまり認識はありません。

 マレーシアのお米の自給率は、約70%、ということです。日本が約97%、と比べると結構低いのですね。

https://kurate.fku.ed.jp/html/wp-content/uploads/Reports/2017/jinbun2017_4_komelove.pdf

 9月、10月にマレーシアに行った際には、「お米売り場」もよく見てみたいと思います。種類と価格。
 それでは、バタフライピーは?
 少々郊外であれば「民家の庭先で自然に生えているものを摘んできて」といった話も聞くのですが、流通的にはどうなっているのでしょうね。
 他には、パンダンリーフは? レモングラスは??
 現場をできるだけ見るための事前整理を進めておきたいと思います。


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