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「ハラル中華」はディープチャイナの新たな扉を開ける

2024年1月11日、「羊齧協会」と「東京ディープチャイナ」開催の「ハラル中華新店訪問会」に行ってきました。
店=食彩清真小厨ハラールキッチン(日暮里駅から徒歩2分)

いやあ、食べた!食べた!!11品。大人数での宴会はこれが何といってもありがたいです。肉は前菜4品のみ牛肉で、以降はほぼ羊。基本的にマー・ラー味で、スープと野菜が箸休め的な柔らかさを添えています。最後の一品がラムアキレス腱ネギ炒め、絶品でした。

ところで、この会の趣旨は「羊」と「ハラル」
羊肉のコースを堪能しているうちに、ハラルについての説明と、日本でハラル料理の認証を受ける苦労話、特にお酒を提供する際の飲み物の区分けについての苦労話等々もご説明いただきました。
「ハラル中華」 あまり馴染みのない概念であったのかもしれませんが、関係する大勢の方々の熱い気持ちで、必ずや「ディープチャイナ」の新しい扉を開いていくように思います!

左が東京ディープチャイナ代表 中村正人氏、右が店長の牟明輝氏

さて、「ハラル料理」。イスラムの戒律によってたべることが許される料理なのですが、なかなか日本では馴染みがありません。苦労しているイスラムの方々にハラル中華という形で食事の場を提供するために、牟さんが開いた店です。
それでは、対象になる中国系のイスラムの方々は、今、東京にはどのくらいおられるのでしょうか?正しい数字を掴むのは難しいですが、参考になるのはまずは国別のイスラム人口。

中国のムスリム人口=約25.4百万人。(ちなみにマレーシアのムスリム人口より多いんですね!)

多少のデータ年度が違うのですが、中国からの在留人数は744.6千人

仮に、全く同じ比率での在留とすると、13.4千人、となります。
首都圏では数千人、という感じでしょうか?
中国以外の国からのムスリムを入れれば、1万人前後かもしれません。
どうでしょうか?
乱暴すぎますか?
しかし、それでもこんなイメージを持つことで、随分身近になれるように思います。

さて、そんな中で、ムスリムの方々が「心のよりどころ」になるのは、レストラン以外ではどこになるでしょうか? もちろん「モスク」だと思います。代々木上原に、日本では最大のモスクがあります。「東京ジャーミー」。
このモスクに繋がっているレストランが、初台にある「シルクロード・タリム」です。
ご参考;

「ハラールキッチン」に集うお客さんが、別にどんな「心のよりどころ」を持ち、それが店とどう繋がっているか?
次回はそんなところを掘り下げてみたいと思います。
そうそう、こんなデータもありました。

wikipediaより抜粋


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