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技術士合格までの長い時間(05)

過去問題をひとつひとつ解いていくとこれは解らないという問題が、まぁ沢山出てくる。 フーリエ変換やZ変換なんて習った記憶がないぞ‼️ 更には、行列の計算は見た記憶も無い(実際には100%忘れ去っていた) 解らなくても良いから、過去問題を一問ずつ問題と解説の記事をノートに書いて視覚と手から記憶に覚え込ませていくとても地味な方法で取り組んだ。

でも、やる気というかモチベーションを長期間維持することはできなかった。願書を郵送した翌日からしか、やる気スイッチは入らない。困ったもんだ。
帰宅した後に勉強を始めようという気持ちにならなかった。これではまずいと思い、会社に朝早く行って就業時間の始まる前に30〜50分程やることにした。土日は近所に公営の図書館があるので、図書館の自習机で朝からお昼過ぎまで勉強した。勉強するのがこんなに疲れるものとは思いもしなかった。

苦手な問題はあるものの、何とかなるだろうと割り切って一次試験を受験した。一通り解いて迷った問題の解答について時間までもう一度見直した。そこで、迷いに迷った5〜6問の解答のマークを書き直して試験は時間になった。

試験会場から最寄り駅まで歩きながら感覚では悪くてもギリギリ合格だろうと感じていた。試験が終ってから一週間後、日本技術士会のサイトで解答の発表があった。解答をダウンロードして自分の回答と答え合わせをやった結果、1ポイント合格基準に足りない。正式な発表は12月まで約二ヶ月あるけど、この時点で不合格と分かった。

週末に試験終了時に持ち帰った問題用紙にメモした回答履歴を細かくチェックすると、解答の見直しでマークを変えた5〜6問の内、4問が変える前が正解だったというとてもショックな結果だった。

このショックはこれで終わりではなかった。





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