ツールド沖縄 140km 62位

まずは結果から



1.目標

5年ぶりのツールド沖縄参加。
基本的に中々自由に休みが取れない自分は5年に1度のリフレッシュ休暇を充てるしか手段が無く、2018年以来の参加となった。

そして目標と優先順位は以下の通り。
①怪我、事故が無いこと。
②完走
③1回目のKOMゲット
④シード権ゲット(来年出ないけど。)

①は当然。家族旅行も兼ねているのでマジで許されない。下りはビビってもいいので安全に走る。その後の平坦で責任持って埋めりゃええやろ
②優先。ここまできたら皆完走はしときたいよね
③密かな目標。5.2倍くらい出せば何とかなるかな?※後述、そんな出なかったし何ともなりませんでした。
④来年は出れないけど、まぁ順位目安的なヤツで一応設定

2.本人スペック

直前のヤビツ等で計算するとFTP330程度。
体重は66~67kgなんでギリギリ5倍乗るか乗らないかくらいのレシオ。本来は65kgくらいまで落とそうとしたものの仕事ストレスで暴食ががが。

またCTLもロングレースの為、増やそうと試みたものの上手くいかず・・・。ピークで80、直前で75くらい。
とても沖縄出る人のCTLでは無い。(乗り込みが足りなさ過ぎる)


一応、富士ヒルの頃よりは上がっているのよ・・・


3 練習内容

基本的には普段とそんなに変わらず。
ヒルクラシーズンはこれ。
月 レストor流し
火 SST 20min×2
水 L2 1h
木 SST 20min×2
金 流し
土 ヤビツ×2
日 JETT endurance ride(L2 2.5h)

で沖縄に向けてはこれ
月 レスト
火 SST 20min×2(クリスクロス20min×2)
水 L2 1h
木 SST 20min×2(クリスクロス20min×2)
金 流し
土 ヤビツ×2
日 道志往復(L2~L3 4h)

日曜日に下り練習を兼ねてロングを実走にしたのと10月以降は登りインターバルに備えてクリスクロスをちょこちょこ。特にクリスクロスは今後のヒルクラでも役に立ちそうな気配がするので随時取り入れたい。

4.機材&準備

今回はロードレース用のtransonic。総重量は7.69kg。重いっちゃ重いけどまぁそんなもん。
構成は以下の通り。

フレーム FUJI TRANSONIC 1.1 disc
コンポ クランクのみ9100P 他8070
ホイール ちくわホイール50mm
タイヤ vittoria corsa pro 28c(new!)
シーラント vittoria純正
ステム&ハンドル deda alanera 400mm/120mm
サドル prologo scratch m5 pas カーボンレール
ボトルケージ elite ROCKO CARBON×2

富士ヒル時より替えたのはボトルケージをつけたことと、タイヤをチューブレス化&28cにしたこと。
corsa proはウエットでも一切滑る気配も見せることなく信頼性のおけるタイヤだった。完走を目指すレベルの人は転がり抵抗よりグリップ力等を念頭に置いた方が良い。登りでの10秒差なんて下りが下手だとすぐ巻き返される。


また、補給食として以下を準備。
()はカロリー
グランフォンドウォーター750ml×2(400)
マグオン×4(400)
予備で梅マグオン1つ(100)
スピードジェル×6(600)
合計1500kcal程。
実際に消費したのはボトル1本とマグオン×4
スピードジェル×2の計800kcal。
これは不要だったのではなく手がかじかんで上手く補給出来なかったから。まぁ空腹感を覚えることは無かったので補給が上手くいったとしてもラスト羽地ダムの粘りが少し増えただけでしょう。
ただしコレは普段から空腹SST等で脂質代謝能力を鍛えている自分だからギリギリ保ったんだと思う。やはりレース中には1000kcal以上の補給をオススメしたい。

5.日程

自分は出発は土曜日、戻りは水曜日?
ただしアンケートを採った結果、金曜出発、月曜戻りの方が多いみたい。
実際前回も今回も土曜出発だったが、かなり時間に余裕が無い。仕事に都合が着く方は金曜~月曜滞在だと試走もできるし、レース後に美味しいものも食べられるのでオススメしたい。


6.レース本番

さてさてやっとレース本番。
ざっくりだけどコースレイアウトは以下の通り

①スタート~普久川1回目
まずはスタート。シードの方が50人程前にいるがダム手前では先頭付近にいたかったので間を縫う。そして1分後に後ろから落車音。おいおい嘘だろ!?と思いながらダムへ向かう。
そして右折して1回目の登りへ。ここでこのレース最大の悪手。登り直前に微妙に番手を下げてしまい、焦って先頭に立つまでにガンガン上げてしまう。その後2,3分後には同じく山岳賞狙い?のEMUのshimoさんと先頭に躍り出る。shimoさんの急斜面での引きがかなり強く、着いていくのに精一杯。また、ローテ替わり+他の人を落としたくて今まで練習もしていないのに奮い落としの高強度を連発。中盤までは良い感じに二人で独走できたが、案の定体力は保たずKOM1km手前の看板過ぎで先頭集団からも脱落。笑

自分のレースはここで終わった。爆笑


序盤と中盤でバシバシ450w以上出してる・・・。
そら力尽きるわ

②普久川下り~奥の登り~平坦
千切れたことで「あーここから130kmサイクリングやー。」とダレた考えをしながら下っていく。とはいっても先頭集団に残れたのは大凡70人程度。残り130人程は千切れている。
自分は登り最後で千切れたので後ろから何人かチラホラ来る。数人と合流して奥の登りへ。その際、パンク交換したまいぺーすのリーダーである青柳さんが合流。。青柳さんに指示してもらうとやはりローテが回りやすい。
奥の登りはなんとなくレベルでこなし、平坦部へ。

奥の登りは4.5倍

ここで平坦部はかなりのスピードで進行する。平坦部序盤でEMUのK-TAROさん含む集団と合流。ここで集団は20人~30人程度に。
ローテ回すのは10人程度なものの、かなり良い感じに2回目の普久川の登りへ。因みにローテ先頭の時は15~30秒程を300~350w程度で。まだまだ先は長いので無理をせずに走る。

③普久川登り~学校坂
普久川2回目は青柳さん、K-TAROさんと話し、集団が登れる300w 4.5倍程度で。自分も序盤から青柳さんとほぼ先頭固定で引き続ける。上げようとすれば後15w程度は上げられたがここで集団崩壊させても特に意味は無い。
おそらくこぼれた人もほぼおらずこの後の平坦等で巻き返そうという心算が働いた。

そうこうして下りへ。この頃になると200kmの方もチラホラ見かけ始める。
下りは混走になるから注意しなきゃな・・・と思ったら、白ジャージの人が無理にイン切りして落車。(スミマセン、後々確認したらうちのリーダーでした、申し訳ありません。)

ここで一人二人と続いて落車して中にはK-TAROさんも。声を掛けた際、即座に応答していたため大事は無いと思い自分も一旦急停車したもののそのまま進む。

ただここでさっきまで作り上げていた集団は崩壊。一旦自分も先頭には追いつくものの30人弱いた集団崩壊は10人程に。

その後そのまま進も、やはりローテがぎこちない。場合によっては私とサンボルトジャージの方ともう一人で3人程で回し、残りがただ着いていく状態になる。
うーん、イマイチやなぁと思っていたら学校坂終わり際にK-TAROさんが落車から復帰。ここからもう一度ローテが5~6人程で回りだす。


学校坂は4.3倍程度

④平坦部~慶佐次~有銘~安倍
ここからは平坦部をはさみながら細かい登りを何点か。ここも自分は余裕ある風に見せかけペースで先導、ただ時々他の方が上げるのがキチュイ・・・🤑
とは言っても一回千切れたら全て終わり。
そしてローテは数人で回しているが全く加わらない人が7~8人程度いる。
最初は平坦ツキイチでも登りで千切れるやろと思っていたが、登りはしっかり力入れて登りやがる。笑
その力有るならローテ加わらんかい!と思って何回か強引にローテ拒否を拒否!笑
車間を空けて入って良いですよ空気を出されたが無視して手をブンブン回しお前が着けとジェスチャー。
その甲斐あって何人かはローテ要因に昇格。
そんなこんなしながら最後の羽地ダムへ。

⑤羽地ダム~ゴール
奥からのローテで気づいたことがあった。
明らかにトレインの中で自分より強い人が3人程いた。K-TAROさんともう二人程。
案の定、その3人には序盤で差をつけられる。
だがしかし!自分のせせこましくて卑屈なプライドはずっとツキイチしてきたヤツらには負ける訳にはいかんと奮起。もう一人一緒にローテを回してくれた方とヒイヒィ4倍程度で登る。
その方とは最後の下りで差をつけられてアディオス。まぁここまでくれば順位はもう確定したようなものだし、後は集中を切らさないように安全に下る。
最後も特に誰とも争ってないのでのんびりゴール!

7.その後

ゴール後チームや知り合いの方と談笑。この時間が一番楽しいのかもしれん!笑

その後チーム員に
「堀井さん、後ろホイールめっちゃ振れてますよ」
と言われる。

またまたぁ、そんな大袈裟にー。笑
と思ったらめっちゃ振れとる。笑
どうもどこかでスポークが1本飛んでたみたいだ。

分かり辛いけど、写真中央部のスポークががが

レース終わってから急に下りが怖くなってきた。まぁ無事だったのでヨシとしよう!

ということで私のツールド沖縄はオシマイ!
他の方と比較して情熱も目標も低かったかもしれないが、自分が楽しければOK!

次に出れてもまた5年後。その頃には自転車レースはもうしていないかもしれないからコレがラストの沖縄かもしれないが充分楽しめたレースだった。

さぁ、後は飲んで食べて沖縄を楽しむぞー!!!

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