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ハーロウの愛着研究

心理学を学んでいて印象に残っているもののうちのひとつ。ハーロウの代理母実験、というやつがある。

ハーロウという人がアカゲザルを8匹、針金母と毛布母とそれぞれ檻に入れ、ミルクは飲めるようにして、ぬくもりというものがどれくらい愛着形成に影響を及ぼすのかを検証したってやつ。現代では動物愛護団体のものすごい批判にあいそうな、実験。

結果としてミルクによって生理的欲求がみたされたとしても、恐怖を感じたときなどには布製母を好んで、たとえミルクが出なくても布製母にしがみついたらしい。

これは愛着形成にぬくもりが必要であるってことなんだけど、こういう発達心理学的な知識があると子育てってなんとなく割り切れたりする。

たとえばどんなに疲れていても、泣いていたら抱っこしないと将来の発達に影響があるもんなぁと思うといくらか気持ちが割り切れたりする。まあ、感情優位で怒ってしまうこともあるのだけれど。

知識は武器になるってのは本当だなぁと思う。なんでもかんでも吸収できるほど、もう若くないし、頭も良くないけれど。いつだって好奇心を持って、世の中をみていきたいなぁという自戒。

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