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感情はもたないでください

amazarashiのツアー永遠市ファイナル、国際フォーラムへ思い立って行ってきた。これが今年のライブ納め。

amazarashiのライブには、行ったことが実はなくて、ずっと楽曲を聞いたり、最近はライブ動画をYouTubeにアップしてくれているのを見たりしていた。去年だったか、ツアーに行くつもりでチケットを取ってたのだけれど、秋田さんの体調不良で公演中止になってそれきり機会がなかった。今回は夫のシフトが出てから申し込んだので、わりと珍しくギリギリで取ったチケットだった。

amazarashiは前にも書いた気がするけれど、怒りを爆発させたり、絶望の中の希望を拾い上げたり、感情の起爆剤になるような曲が多い。syrup16gに通づるところがあるような気がしたりもする。

レコ発だったけど、アルバム以外の曲もやっていて、泣いてるっぽい人がたくさんいた。スクリーン演出が実際に目の当たりにするとインパクトすごくて、歌詞を噛み砕いて生きることと死ぬことについて考えながらみていたらあっという間だった。両隣が何故か空席だったので、余計に没頭してしまった。

今日の夜がポケットの中の小さな希望になったら、というようなことや、永遠市ツアーの中でやりたいことを見つけたからまた頑張りますということを言っていて、たくさんのひとを失ってきたであろう秋田さんにも優しく穏やかな日々が多くあってほしいなと思ったりした。

残り僅かな未来、というフレーズに、ここ最近の訃報も相まって色々考えさせられた。若いからといって、明日も変わらずに過ごせるとは限らない。唐突にぷつりと終わってしまうかもしれない。世間の何者かにはなれない人生だけれど、大切に想う誰かにとっては少なくとも何者かになっているのだとも思う。会いたいと思う人には会いたいと思ううちに会わないと後悔する。時間がない、忙しいの言い訳に、後悔が生産されないようにしなければ。

来年もツアーやってほしいな。それまで、秋田さんの日々が穏やかでありますように。

年始一発目は向井秀徳でまたしても有楽町に行く予定なので、今日逃したサラダボウルはそのときにしよう。


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