#6 理想のセッティング🤤
機材へのこだわりをただただ喋る回です。
DRUMSTRUCTOR.COMというWebサイトで非常に精巧なセッティングのシミュレーションができます!すごい時代🤔
現在のセッティングを再現した上で、将来的にこうしたいという夢を詰め込みました。
今回の僕のモデルがこちら↓
以下こだわりポイントです!!!
①リモートハット
メタル系のドラマーがツーバス時にクローズハットを使いたい(既に両足使ってるので閉じられない)という理由で下手側にセットされることが一般的です。
しかし今回は通常のハットの位置にセットします。
何故かというと…ハイハットも逆傾斜(前下がりボブ)にしたいから🙄
Instagramにアップされている写真からも分かる通り、僕はシンバル類を自分から向かって観客側に傾けてセットしています。
行く先々のライブハウスでマイキングの際にPAの方から怪訝そうな顔を向けられてしまうのですが…。
確かにそれは当然のことで、単に外見が奇異であるのみならず、シンバルに負荷が掛かって割れやすい角度になっているからです。
ヒット時にスティックとシンバルが垂直に交わると、シンバルが痛みます。また、出音もアタックばかり強調されて耳に刺さるようなものになるため、音楽的にも良くないものとされています。
それでも敢えて禁忌を犯すのは、極限までシンバルを低くセットできるからです。
ひたすら音符を詰め込む、さながら音ゲーのようなプレイスタイルに合致した、機能美の極地のような未来のセッティングです。スポーツカーみたいでかっこいい。
もちろんこれはChris Turnerのパクリです。なんだか毎回のように彼の名を出している気がしますが、それくらい本当に好きなドラマーです。
対照的にスローン(椅子)はかなり高くしており、上から覆いかぶさるような叩き方になるため、スティックとの角度関係もクリアでき、割れたことは一度もありません。
というか、そもそも奏者の体感としてはシンバル類は水平に見えています(見下ろすようになるから)。
…前置きが長くなりましたが、結局は通常のハイハットスタンドと異なりリモートならハットも角度がつけられるため、他のシンバルと統一されて気持ちがいいという身も蓋もない話です。
↑これが気に食わない。
ハットのティルト機能(噛み合わせをわざとズラして空気を逃し、歯切れを良くする)を反対方向に目一杯使うことで逆傾斜に寄せる試みをしたこともありましたが、どうも打感が微妙でした。
実は他にもメリットがあり、
・ペダル部とハット本体が独立して配置できるので自由度が高い
(今回のシミュレーションでは足元よりもスネアに近付けてハットを持ってきました)
・ロッドが短いためハットの真上に上手クラッシュを持ってくることも可能
などが挙げられます。
(ロッドに関しては菅沼孝三氏のようにDIYで切断してしまってもいいんですが)
デメリットとしてはペダルとハットをワイヤーで繋ぐことによるレイテンシーが懸念されます。
また、ヒット時にスタンドを介した振動が脚に伝わらないという違和感。
これは実際に使ったことがないため未知数です。
②セカンドクラッシュ
右手で刻んでいる時、リフが裏で食ったりしてたら⁉️
キックだけユニゾンさせるのは歯痒い😢
クラッシュとハット交互に使い分けても音色が違ってイマイチ😢
上手側にもう一枚クラッシュ欲しい😢
ということです。
短いスパンで同じクラッシュを叩く場合、鳴りや揺れが収まる前に2打目をヒットすることになるため音の輪郭がボヤけがちです。
それを嫌ってハイハットも混ぜたりするけど、曲想に合わない場合もある。
そんな時にあるといいですね。
2:48~からのフレーズがまさにそういう瞬間です。
ただ、もう一枚クラッシュを持ち込むというのは現実的ではないため、
シンバルの2打目への戻りを早くする策として
・少しキツ目にフェルトで締める(シンバル痛むけど)
・ウエイトが重いクラッシュを選ぶ
という手もあります。
③ラックフロアタム
フロアタムをレッグ(脚)を使って三点支持で置くのではなく、他のタムと同様に吊るすセッティングです。
メリット:足元すっきり
とはいえ完全に吊るしているわけではなく、奏者側のみレッグを1本使って安定させていることが確認できます。
④浅胴タム
セットの全パーツを低くセッティングするという宗教上の理由により、タムは浅い方が好きです。12×6、16×10という寸法にしました。
また、このほうが間延びせず、音に分離感があり、マイク乗りも良いと思います。
今は廃盤になってしまいましたが、かつてTAMAにはHyper-Driveという浅胴のシリーズがあり、これをイメージしました。
⑤スタンドまとめすぎ
⑥ゴングドラム
上手側に何か太鼓類があったらいいなとは思っていました。
サブスネアやフロアタムを置くのが頻出パターンですね。
フロアタムと比べて、ゴングドラムはまさに手で叩くバスドラムといった音色で、より幅広いフレーズメイクが期待できます。
例えばフュージョンなどではタムとキックを用いて次のような擬似ツーバスフレーズを用いることがあります。
こういう時にゴングドラムが使えそうだと感じます。
2:00~から。
気合いでオルタネイトで踏むのも別にできるけど、違う意図があって敢えてやっているのです。
必死な姿を見せるのではなく、限りなくスマートに。
そういう美学がフュージョンにはあると思っています。
なお、タムとキックの関係を記譜するとこういう感じです。
これはBPMが300になってますが笑、メタルなどで応用できないかなと思い以前打ち込んだものです。
Chris Turner(またかよ)信者なのでキックにトリガーは付けたくない!※
でもやっぱり速く踏みたいし、外音で聞こえるようにしたい。
じゃあフロアタムでキックを代用できないか?
ということで最近実用化を画策しています。
フュージョンの音作りはキックを極端にタイトにしないのでそうでもない気がしますが、
メタルの場合どうしてもフロアタムとキックの音色の乖離があり浮いて聞こえる(ライブハウスのPA次第でもある)ので、
ゴングドラムを使えば本当にそれっぽく聞こえるかもしれません。
…という夢物語でした。
どのライブも対バン形式で転換があり、全機材を持ち込むことが滅多に出来ない現在の立場では到底叶いそうもありません。
儚い🌝