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高師緑地の秋

今年の夏は、あまりの暑さに徒歩での散歩を避けていた。その代わりに自転車で散歩をしていたが歩かなかったことで脚の筋力が落ちてしまった。

おまけに8月初め辺りで足がむくむようになり、薬の副作用かな と思い医師と相談したがなかなかいい処置法がないまま月日が経った。10月を過ぎ、ようやく涼しくなったが一度落ちてしまった脚力はそう簡単に戻らない。

春まで歩いていた杉山町内の起伏を繰り返すコースの半分しか歩けなくなってしまっていた。

このままではどんどん悪くなるばかりで引き籠もり生活が続く様になることは間違いない。

幸いまだ自転車に乗る意欲と体力は残っているし歩きたいという意欲もある。

ということで高師緑地公園まで自転車を漕ぎ公園内の約1.5キロを2週歩く。というのを始めてみたら、これがなかなか楽しい。自宅から公園までの距離が約9キロとちょっと長めだがあまりしんどいふうには感じていないのでしばらく続けてみようと思う。

馬場の周りを囲むメタセコイアやイチョウの葉が色づき始め、秋の日差しに輝く時期。とにかく驚くほどに美しい。これだけの景色が展開されると春の新緑も期待したくなる。黄葉を楽しむなら10月中頃から11月中頃までの時期が良いかもしれない。馬場を囲む黄葉の輝くような美しさに見惚れる。あの景色の中を走る馬は幸せだろう。ここの馬たちは一年を通じて季節ごとに変わる風景の彩りを眺めながら生きているのだと思うと羨ましくなる。
この散歩を繰り返すうちにだんだんと体力も回復してきているように思う。


暫く避けていた豊橋市街への自転車散歩もしてみたいと思っていたら、ある日、駅前大通が物凄い人出で、3つある駅前駐車場がほぼ全て満車になるほど賑わっているのをたまたま見かけた。若者たちや家族連れ老若男女、大勢の人達がそぞろ歩いていた。翌日調べてみたら、まちなか歩行者天国が復活していたことを知り、40年前の豊橋駅前の光景が蘇り嬉しくなった。

この話はまたいつか気が向いたら書こうとおもう。


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