航空英語能力、試験に負けるな！

2000年くらいでしょうか？世界の航空会社で活躍するパイロットは
この資格を持っていないと、飛行することができませんでした。 日本語しか話さない、日本のパイロットは当時、導入時、さぞかし、
大変だったことでしょう。
導入の経緯はともかく、今回はどうやって試験対策をするか
考えてみました。

過去の試験を調べてみると、 12項目に分けられ、英語で質問、回答される
傾向にあると考えられました。参考にしてください！

飛行機

飛行機にはどんな種類がありますか？　パイロットには幼稚過ぎた質問
ですが、AirplaneとかAircraftとか。中にはShipなんていう人もいて、
聞いている人はびっくりするかと思いきや、業界用語ではこれもOKです。

気象

天気のお話ですが、なかなか英語で表現できないパイロットが多いです。
これも業界用語ではバッチリなのですが、どんな天気？という質問では
しーん、沈黙。雨はRain　小雨はDrizzle など。

燃料

もちろんジェット機燃料を使っているのですが、ここでは、FUELという言葉に違う言葉をつけて意味をなす言葉を作って話す練習が必要。燃料ポンプはFUEL PUMP. 搭載燃料はFUEL LOADのような基本Wordを学びます。

滑走路での出来事

よくあるのが、Runway Incursionとか、許可を貰わすに離陸や着陸する事件がテーマ。航空会社パイロットなら、必ず想定しています。Say Again ?だけではなく、When did you move ? Where is the plane positionなど、情報をもらう技術が必要です。

航空機材

知っている人はわかりますが、知らない人に言っても、理解できない
専門用語をどのように、身近なものと置き換え説明させるか？いう技術が
必要になります。近年のLGBT活動で、Cockpitという表現が消え、
Flight Deckという傾向になりました。

空気　気圧

空気の性質、気圧の問題点など、一般常識を英語で言い換える。
低酸素症はどんな症状か？headache, Confusion and Anxiety など。

遭難　緊急

世界的に、この項目が一番、力を入れているように思えます。どうやって
無線で伝えるか？どうやって表現するのかなど聞かれます。
林はWoods, 高速道路はHighway 高電圧線はPower Lineなど、地理的な
言葉の能力。

保安関連

最近の傾向で、この質問が増えてきました。これも予想できますから、
想定できる問題は、余裕を持って、自信を持って答えましょう。
迷惑を起こす乗客は、Unruly Passengers, 妊娠中の女性は、
Pregnant woman. 強制出国者のDeporteeなど。   

動物

だいたい、鳥の脅威について質問や回答を求められます。
Bird Strike ! と、パイロットはすぐ食いつきますが、よーく質問を
聞いて！クマに衝突はBear Strikeではありません。滑走路の出来事は
飛行機でも、車でも、動物でも、全てまとめて、Runway Incursion。

火災

Fire ! ですが、ここでは、山火事など飛行機だけにとらわれない事象の表現
をよく聞かれます。エンジン火災はEngine Fireですが、ヨーロッパでは
消防車のことを、Fire Engineと言いますので注意！

健康

お酒の話など、パイロットと飲酒の質問が多いです。
Sober and Intoxicated の違いを覚えておきましょう。  

着陸

さあ、もうすぐです。着陸のやり直しを乗客になんて言いますか？
業界用語、Go Aroundではわかりませんから、乗客にアナウンスする時は、
着陸を中止した、という意味の、Discontinueを使うなど。