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【 #ヒトシネマ】それでも、ヒーローは立たねばならぬ

【おことわり】
今回のレビューは「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のネタバレ及びピーター・パーカーへの私見をかなり含みます……が公開から一月くらい経ったのでご安心ですね?

こんにちは、ヒトシです。
めちゃくちゃ久しぶりのヒトシネマになりました。今月まさかの大ブレーキ。年50本がちょっと厳しくなってきた気もしますがめげずにいきます。
さて、かつて「レディ・プレイヤー・ワン」で4DXの旨味を覚えてしまった私はどこかでまた4DXできないかと謀っていました。動くシート。降ってくる雨。温まる背中。それにうってつけの映画がまだ上映期間内だったことに、私はガッツポーズし、大慌てで映画館へ向かいました。まさかあんなラストとも知らずに

今回の映画:「Spider-man : Far From Home」(2019・米)

(あらすじは省かれました)

まず4DX版での見所は圧倒的なアクロバットとフル連動した座席。ドローンの銃撃にシートが温まり、ウェブシューターに合わせてすぐ脇で風が鳴る。ドローン目線のシーンでもれなくピーター・パーカーに撃墜してもらえる(なんの御褒美だこれ)。 
もちろん“ニューヒーロー”ミステリオとも愛称抜群。エレメンタルズめがけて果敢に挑み、的確に連続攻撃を当てながら飛び回るシーンにシンクロして座席もぐいぐい動く。アクロバットなんてレベルじゃない。
そして今回はヴェネチアにロンドンと水辺の戦闘がめちゃめちゃに多いので無論雨エフェクトによる質感の増強が素晴らしい。戦闘で生じた水しぶきに合わせて降ってくるのでさもミステリオとエレメンタルズの戦闘に居合わせた気分に……死ぬのでは。

さて、そろそろピーター・パーカーの話にしたい。
今作品でピーターが背負うこととなったものは、余りにも多い。アイアンマンもいない。キャプテン・アメリカもいない。世界を守るヒーロー、その最前線として闘うという現実。トニー・スタークから託された有形無形の証。自らの秘密を知り、そして命を狙われたMJ。(それはそれとしてゼンデイヤさんの笑いかた、めちゃめちゃ良くないですかアレ)
そして、トニーの残した禍根がある種のトリガーとなった「最低最悪の置き土産」。真実の音声と偽りの事実が世界とピーター・パーカーを引き裂き、余りにも予想外の形で「市民の隣人」は「パブリックエネミー」と変わる。少しずつ上向いてきた矢先としてはちょっと重い、「高校生/スパイダーマン」に課せられた試練。
けれど彼は、一人ではない。メイおばさんが、ハッピーが、ネッドが、MJがいる。どこかで、最大のヴェンジェンスを決めてくれると信じたい。いや、彼はきっとやる。お調子者で軽率、人を簡単に信じるきらいはあるけれど天才であり、周囲の人に恵まれた「市民の隣人」は、きっとやってくれる。はずだ。

【まとめ】
しんどさ:8.5/5.0(クレジット後ォ!)
トニーの「負の遺産」:4.3/5.0(天才は得てして恨みを買いやすい)
新スーツ:4.8/5.0(ピーター・パーカー面目躍如)

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