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【 #ヒトシネマ 】歪な両親と孝行「息子」

皆さんこんにちは。ヒトシです。
さて、前回の映画行為からはや半月。ええ、正直だいぶフラストレーションが溜まっておりました。プロメアは見逃すわスパイダーマンFFHも見れるか怪しいわそうこうしているうちにどんどん新しいのも出てくるわ……。
そんな気分でfireスティックのリモコンを握りフラフラとザッピングしていたところ、この1本にぶつかりました。

今回の映画:「CHAPPIE」(2015年・米/墨)

舞台は数多の犯罪が横行する2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグ。警察が導入した人型二足歩行ロボットの開発者ディオンは、開発競争の相手だったエンジニアのヴィンセントからやっかみを受けながら新型Alの開発に挑戦していた。社内規約に抵触しながらスクラップ予定の機体とインストール用USBドングルを回収したディオン。しかし、自身の開発した人型ロボットのせいで尻に火がついた「ニンジャ(ニンジャフィギュアのタトゥーが由来)」率いるギャングスタ・トリオに誘拐されてしまう。元締めにカネを上納するためにロボットを利用せんとしたニンジャ達に半ば脅される形でディオンは泣く泣く新型AIをインストール。ギャングスタの紅一点ヨーランディから「チャッピー」と命名されたロボットはヨーランディともう一人のギャングスタのアメリカから愛を、ディオンから善性を学びながら少しずつ成長する。しかしニンジャ、ヴィンセント、更に元締めとチャッピーの前には数多の「壁」があった……!暴力、暗躍、不完全性、そして「意識」。バッテリーの都合「時間制限付きの命」であることを知ったチャッピーの行き着く先とは……?

さて、ギャングスタの「両親」と「創造者」ディオンの庇護のもとちょっとずつ成長するチャッピー。おもちゃの鶏にびっくりし、アニメを真似し、絵本を読み……まではよかった。ニンジャは彼に銃を教え、連れ出された先で石を投げられ、さらにUSBドングルを引き抜かれ……。そう、ろくな目に遭っていません。一概に善とも悪とも言い切れない人達の「不完全なパッチワーク」を見て、経験し成長するチャッピー。アーカイブや書物、インターネットではなく「生」の体験を繰り返したチャッピーは、心身とも「正規品」からは程遠い物となります(割りと衝撃的)。オリジナルのAIとオリジナルの体験を手にしたチャッピーの生き様やいかに……?

【ご報告】
この作品で今年25本目となりました。目指せ年間50本。

【まとめ】
チャッピーカワイイ度:4.2/5.0(ハイテックカワイイ幼児)
暴力:3.7/5.0(久しぶりに見た暴力でテンション下がるタイプの映画)
モーターヤブ:4.0/5.0(ニューロ制御式飛行機能付きヤブ……アレ、めちゃめちゃ強いな?)

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