見出し画像

AIの未来を切り拓く: ニューロモルフィックコンピューティングの可能性


はじめに


AIブームの影響でNvida等の半導体関連銘柄の狂い上げを見て、『ここから入るのは無理•••』と感じている投資家は多いでしょう。私もその一人です。そこで、半導体の次にくるAI関連について調べてみました。 
ずばり、「ニューロモルフィックコンピューティング」です??!。本記事では、ニューロモルフィックコンピューティングがどのようにAIの未来を形作り、従来の半導体技術に取って代わる可能性があるのかを探っていきます。

ニューロモルフィックコンピューティングとは?


ニューロモルフィックコンピューティングは、生物の脳神経回路を模倣したアーキテクチャを持つ新しいコンピューティング技術です。従来のコンピュータとは異なり、ニューロモルフィックチップはプロセッサとメモリを統合し、並列処理を行うことで、非常に効率的なデータ処理を実現します。

ニューロモルフィックコンピューティングのメリット、デメリット


メリット:
• プロセッサとメモリの効率的な統合
• AIと機械学習タスクに効果的
• 低エネルギー消費でバッテリー駆動デバイスに適している
• 新しいタスクへの動的適応が可能

デメリット:
• 初期段階であり、応用が限られている
• 非AIタスクでの性能は劣る可能性
• 初期コストが高い

出展 九州工業大学 ニューロモルフィックAIハードウェア研究センター紹介ビデオ ver.2023

期待される未来の応用分野


ニューロモルフィックコンピューティングは、以下の分野で特に期待されています。

1. エッジコンピューティング: 低消費電力とリアルタイム処理能力により、IoTデバイスやモバイルデバイスに最適です。

2. ロボティクス: 高度な適応性と低消費電力により、次世代ロボットの脳として機能します。

3. 自動運転車: リアルタイムでの状況判断と低消費電力が求められる自動運転車の制御システムに応用可能です。

4. 医療機器: リアルタイムデータ処理と低消費電力が必要な医療機器に適しています。

主要企業と展望


ニューロモルフィックコンピューティングの分野で注目すべき企業として、Intel、IBM、BrainChip(ASX: BRN)、NVIDIAなどがあります。
結局、今のAIブームで踊り狂ってる銘柄と同じやん!と聞こえてきそうですが、実は上記のBrainChipのように掘り出し物は欧州に多いようです。興味があれば、お調べ下さい。

まとめ


ニューロモルフィックコンピューティングは、AI技術の未来を形作る重要な技術として期待されています。従来の半導体技術に対する多くのメリットを持ちつつも、現在はまだ研究段階にあるため、広範な商業利用には時間がかかるでしょう。
しかし、技術が成熟し市場に受け入れられれば、ニューロモルフィックコンピューティングはAIの進化を大きく加速させることでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?