見出し画像

私はいったい何者か③〜わたしは恋してる〜

私は常に恋する39歳です!
恋する相手は3つあります。

ひとつめは「ハウスクリーニング」
こちらと出合ったのは20歳の終わり頃。
離婚する際にアパートも退居する事になり
アパートを退居する時は、
クロスや備品などに汚れや傷がないかをチェックしてもらう必要があり
退居立会いというのをしなくてはなりません。
その時に退居立会いをしてくれた担当者に、
「こんな仕事あるけどやってみませんか?」と
声を掛けてもらったのがキッカケです。

とりあえず離婚しよ。って事で、
考えるよりも感じて行動した私に
同時に訪れたのは"別れと出合い"でした。

こんな仕事あるけどやってみませんか?と声をかけてもらったものの、
会社に所属するのではなくほぼ独立同然でのスタート。
5つほど年上の女性が教えてはくれたものの
素人同然の人。
洗濯機の蛇口にホースを繋ぐ事なんて教えてもらえず、
窓やベランダもバケツリレーで掃除(辛い)
そして
ホームセンターに一般的に売ってる洗剤の
大容量タイプを
掃除のプロの使う強力な洗剤だと思っていました笑
(業務用って書いてるけど業務用ちがい笑)

そして月日は流れ
手探りと独学でそれなりにハウスクリーニングができるようになった頃、
ふとなぜだろう?と
考える事が多くなりました。それは、
「なぜここまで汚れて汚れが溜まるのか?」
私はたくさんの汚部屋を掃除しながら気がつきました。
「汚れの溜まる背景には
お片づけができていない現状があることに」
そこから私の2つ目の恋する相手の登場です。

掃除で大切な事それは
汚れを溜めないこと。こまめに掃除すること。
できない時はできる誰かやプロに頼ること。

そして
恋する相手のふたつめの登場「お片づけ」
私がお片づけに恋をした時期は、
長男がちょうど小学生に上がる頃でもありました。
年頃という事もあり、
親のいう事も聞かない散らかすの大好き。
「お片づけして!」と言っても
聞くわけもなくできるわけもなく。
部屋の散らかりと連動するかのように
私の心のモヤモヤも日に日に増えていきました。

私はお片づけを学びました。
そして様々なお片づけの学びの中で
とっても大切な事を教えていただきました。
お片づけにもっとも重要な事は、
"声のかけかた"であるということ。
「片づけてよ!」ではなく「一緒にやろう」
動かすのではなく一緒に動くこと。
「またランドセル出しっぱなし」ではなく
「ランドセルが出しっぱなしだね」
攻めるのではなく現状を伝えること。

そしてもうひとつ大切な事は、
変えるのは人ではなく自分であること。
もしモノで溢れる現状であれば、
一日ひとつでもいい手放し続けること。
そして散らかる現状であれば、
どこか1ヶ所でもいい整え続けること。

あなたの続ける背中を見て
生活を共にする人たちは変わっていくものなのです。
家族の司令塔はあなた
変えなくてもいい変わるのです。

そして最後に
お片づけで大切な事は片づけを学ぶこと。
学んでもできない時は、
できる誰かやプロに頼ること。

さて最後
三つ目の恋の相手はだれでしょう。
それは「遺品整理」です。
遺品整理とは故人の持ち物を整理して
住んでいたところをすっきり綺麗にすること。
遺品整理の現場の経験は
まだそれほど多くはありません。
遺品整理と言葉では簡単に言ってしまえますが
遺品整理に携わる事は簡単ではないと感じています。

4月の半ば頃に私は現場で怪我をしました。
現場に入った時の胸騒ぎが忘れられません。
胸騒ぎのなか作業をし、
作業中に蔵の2階の床が抜けて1階まで転落。右手首の粉砕骨折(現在治療とリハビリ中)
そしてなんと
我々の遺品整理のあとに入った解体作業員の人は
ふくらはぎをサクッと切断してしまったそうです。
これはもう安全対策は万全だったのかを
問われるところかもしれませんが、
それ以外の何かを
感じる人も少なくはないのではないでしょうか。

遺品整理とは
故人の想いと故人のさらに前のご先祖様にも敬意をはらい
作業する者はもちろんのこと、
ご遺族様も遺品整理に真摯に向き合っていただく必要があるのではないでしょうか。
亡くなられたあとに向き合う事も大切ですが
亡くなられる前にできることもあります。
ご親族ではできないことも
他人だからこそできることもあります。

遺品整理の経験はまだ浅いので
これ以上語ると
終着点を見失いそうであります。

私はいったい何者か③
私は
自分のやりたい事に全力で恋をする新参者です。



次話
なぜ私はビューティージャパンに出場するのか
に続きます。



長文をご清覧いただき
まことにありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?