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はじめての居場所づくり~箱庭を作る

誰かの居場所を作りたい―カフェやレンタルオフィス、学童など様々な形がある「居場所」。ここでは主に「当事者団体」、「自助グループ」に的を絞って話を進めていきます。これらに興味がある人、居場所づくりに関心がある人はぜひ手にとって読んでみてください。最初の1点目はだれでも無料で読めます。もし続きも読みたい、と思っていただけたら投げ銭していただければ幸いです。
今回は居場所を作る上で重要な「箱庭」、すなわち場所や空間についての話をしていきます。

「箱庭」の対象者を決め、必要なものを設置する

居場所を作る上で考える必要があるのは「どんな場所であればその人にとって居心地がよいか」を考えることです。そのためにはまず「どんな人を対象にした居場所を作るのか」ということをはっきりさせておかなければなりません。
例えば以下のような例です。

以前からフリーランスの人たちが長時間腰を落ち着けて作業できるスペースがあったらいいなと思っていた。そのためレンタルオフィスを作りたい。

このような場合「フリーランス」を対象にしているというのはわかりますが、それだけではちょっと不足です。長時間落ち着いて作業が出来るということは必要なものがそこで揃う必要があります。具体的にどの職種の人かということにまで考えを巡らせましょう。
例えばライターを対象にするのであれば、さまざまな雑誌や書籍、パソコンなどを使うための充電器にWi-fi環境等が必要になってきます。どのような職種の人をターゲットに居場所を作るのかを考えることで「箱庭」に設置するものを細かに決定してください。

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