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「考える」って大事。思考力は大切!

 教育業界では、「思考力」を育てることに躍起になっている側面があるわけですが、いまだに知識偏重型の授業から脱却できずにいるのが現状のように思います。
 私の勤務校では、ちしきの習得に重きをおき、一斉授業スタイルで先生の言うことを聞いていれば良いと言う雰囲気があります。「予備校スタイル」が一番なんて声もちょっと前まで聞こえていました。もちろん、知識は大事ですが、偏重するのはいかがなものかと感じてしまいます。まぁ、予備校も以前とは変わっているのですが。


1 そもそも「思考力」とは

 リンクを貼った書籍には、「思考力」とは、「自分がよりよく変わる力」と記載されていました。変化が激しく、情報過多の時代に、どう行動すれば良いのか、デマを見極めれるにはどうすれば良いのか、自分で考え、選択し、判断し、行動していくことが求められます。知識を豊富に持っているだけでは、太刀打ちできないというのです。人間は、しばしば不安な状況、危機的状況に追い込まれると、思考停止に陥り、何もできなくなります。私自身も、思考停止に陥った経験はあります。誰にでもあるのでしょはないでしょうか。

2 自分の頭で考える

 思考停止に陥った時に、自分で考えられなければ、誰かを頼ると言うことも考えられます。しかし、現代のような時代に、人を頼ってばかりもいられません。やはり、自分で考えて行動する力は必要です。
 他人に頼ってばかりいると、相手の考えにいつの間にか支配され、世の中の人の動きに大きく影響されてしまいます。
 SNSなどで、誰かがデマを流し、自分でそれが正しいかどうか適切に判断できなければ、信じて行動にうつしてしまい、自分が不利な状況に追い込まれる。そんなことが起きてしまいます。世の中、SNSが関係するトラブルが起きやすいのは、情報が正しいかどうか、デマなのかどうか判断できないからだと思います。
 思考力、やはり考える力は大事ですよね。

3 正解のない問いを立て、考える

 インターネットの普及により、分からないことは検索すれば、答えが見つかってしまう時代です。これは、考えるチャンスを奪ってしまっていることにもなります。便利ですけど、残念ながら考えずに答えを得る癖がついてしまっています。
当たり前だと思っていたことに「なぜ?」と問いを立て、そもそも答えがあるのかないのか、自分が考えたことは正しいのかどうか、他の人はどう考えるのか、深く考えることが必要です。そもそも、世の中、人の生きる道というのは、答えがはっきりしないことがたくさんあります。
 答えを簡単にすぐに手に入れ、考えることを避けるようになっては、これからの変化の激しい時代に生き方を見失ってしまう恐れがあります。
 時代の変化とともに、自分をよりよく変化させるには、思考力は絶対必要なのです。学校現場では、知識の習得も大切ですが、偏りすぎ、思考力をつける授業、なぜ思考力が求められるのか、先生たち自身がよく考え、マインドセットをしていくことが大事ですね。

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