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カウンセリング、受けてきました【後編】

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こんばんは、疾風 遥です☆彡

カウンセリング受けてきました、の後編になります。
もう内容が、カウンセリングを受けてきた、の内容ではなく、
私の障がいについての回顧になっていますが、ご容赦ください。。

今日はだいぶ涼しく、部屋でエアコンをつけなくても、汗をかかずに済むという快適さが戻ってきて、嬉しい限りです。

前回は、母を呼んで落胆してしまった、という場面で終わったかと思います。(以下、続きです)


母はすぐに駆け付けてきてくれたものの、私がいつどんなことで発作が起きるのか、ということについては一切知らない状況でした。
ですので、来て早々に、心配したんだよ、とか、もっと早く言ってくれてよかったのに、とか、いわゆる”普段の会話”をしただけで、私はとても申し訳ない気持ちになり、それで発作を起こしました。

そこからの日々、特に3カ月ほどは、母にとって厳しいものだったと思います。
いつどんなタイミングで私の発作が起きるのか、どういう環境が誘発するのか、どういう発言が誘発するのか、常に気を張っていたと思います。

特に困ったのは、母がビックリした際に発する大きな声です。
母も反射的に「わっ」ってなるわけですが、その声が引き金で私もビックリし発作になるのです。

発作になっても私は意識はしっかりしているので(目線はどっかにいっていますが)、母に無理難題を押し付けていることも分かっていて、それで更に申し訳なくなるという悪循環でした。

広場恐怖症も閉所恐怖症も発症していましたし、広場恐怖もありながら、1人も怖いという難しい状態でした。
私の中に、「何かをしてリフレッシュしたい!」という気持ちが芽生えても、以前のように集中はできず、それにイライラし、結局ストレスになります。

今思えば、ずっと頭痛がしていて、1日に数回は発作を起こしていたので、気力も体力も、生活するだけで精一杯だったのだから、無理もないと思います。

母は気晴らしに、と古民家カフェや、公園の散歩に誘ってくれました。
それでも私はまったりできず、「平日なのにこんなにダラダラして、今も会社で仕事をしている人に申し訳ない」と思っていましたし、なんだかんだ仕事(当時は休職中の身)のことを思い出しては、心配をしていました。

そんな中でも、カウンセリングを受けていくにつれ、社会の常識や理屈という概念をいったん捨てて、本当の意味で「無理のない自分」でいて良いんだ、それだけで他者に非難されることもなければ、自分自身を非難する必要もないんだ、と思えるようになり、徐々に発作回数も減り、起こっても少しずつ短くなっていきました。

また、最初は言葉にすらできずただ発作を起こすだけだった私が、徐々に発作中に叫ぶように話せるようになり、言語化に成功しました。
それまで自分ですら気づいていなかったような両親や環境への不満や愚痴、過去の私自身の気持ちを、相手のことを考えずに当たれた、のはとても良かったのだと思います。

それは発作がだいぶ無くなってきた頃に、母から「最近、発作がないのは嬉しいけど、また不満が溜まってないか、本音が言えているかどうかが心配」という言葉で気づきました。

幼少期から身内にはおしゃべりで、ちゃっかりしている側面もある末っ子だったため、まさかそんな私が”色んな不満”を内に抱えながら、笑顔で接していたという事実に、両親が事実を受け止めるのにも時間はかかりました。
(それでも受け入れてくれただけ、本当に感謝です)

それから、休職期間満了により、退職することにして、就労移行支援に入所することになります。

新卒で入った会社を辞めるということ
新しい環境に、しかも障がい者という中に入っていくということ

そのどちらもが、変化を嫌う私にとってはストレスでしたが、
事態は待ってくれませんし、社会的接触を断つと更に社会復帰が難しくなるだろうことは、動かない頭で必死に考えながら、センターへ足を運ばせたのでした。


就労移行支援に通い出したのが、2019年の7月。
入所したのは、11月であることを考えると、1年弱前のこと。

毎日に変わりはないように見えても、
1週間、1ヶ月、半年、1年と大局的に見ていくと、
明らかに良くなってきているなぁ、と実感します。

それも自分を、頑張ったね。と褒めてあげたいと思います。

さらに、こういった障がいを通じて、家族から見放されてしまう方もいる世の中で、支えてくれた両親や姉弟、精神科の先生、カウンセリングの先生、センターのスタッフの方、メンバーの方、色々な人との会話によって、
「また人を信用しよう。自分も信用しよう。」
と思えるようになりました。

きっと周りの人に恵まれていなければ、こんなに早い回復はなかったのかな、と思うと感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。

センターのスタッフさんもメンバーさんも、とても優しい方々なので、名残惜しいものの、やっぱり無職のままは嫌だし、カウンセリングを通して「人生において大事にしたいこと、やりたいこと」が見えてきたことで、頑張って就職したいなぁ、と思っています。

クセで、自分にすぐに結果を求めたり、短絡的に悲観的になったりするけれど、それも含めて私だし、「あ、今ネガティブモード」って分かれば、”何も考えないようにする術”を少しずつ身に着けてきているので、「自分らしさ」を取り戻しつつ、新たな自分を形成していきたいな~と思っています。

ウイルスの影響で、うつになっている方は自覚のない方も含めてとても増加したと思います。
今まで順調だったことが、急に立ち行かなくなる。
とても辛いですよね。
昨日までできたことが、今日はできない。

でも、それは、昨日までできなかったことが、今日はできるようになるかもしれない、そんな可能性を秘めていると思います。

そんな綺麗事だけで片づけられないのは重々承知していますが、
それでも、あなたは「今、生きている」

それだけで、とても偉いです。
それだけで、とても頑張っています。

無理に前を向けだ、上を向けだ、言いません。
むしろ、悲しいのであれば無理せず悲しんで欲しい。
本当の意味で、自分の感情に素直になって欲しい。

私の活動はまだこの程度ですが、そんな方々がちょっと話してみようかな、って思えるような場の提供も、ゆくゆくはしていきたいな、と考えています。

夢物語かもしれませんが、
様々なマジョリティ、マイノリティの枠を超えて、
少しでも多くの人が快適に過ごせる社会になると良い
ですよね。

私は1人でも多く、「いろいろあったけど、ここまで生きてきて良かったな」と思ってもらえるようになれたら嬉しいな、と思っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました☆

疾風 遥でした♪

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