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脳科学からみた傾聴(話を聴いてもらうこと)の効果その6(最終話)

あなたはこういう経験はありませんか?

・愚痴をえんえんと聞いてもらったらなんだかスッキリして、その事がどうでもよくなってしまった。

・悩みを相談していて話をひたすら聞いてもらったら、頭の中が整理されてきて自分で答えにたどり着いてしまった。

・ひたすら話を続けて聞いてもらったら、自分で自分の思いや考えに気づいてビックリした。

上記3例が傾聴でよくみられる効果です。では一体、なぜこういうことが起きるのか?実は話している人の脳の中でいろんなことが起きているのです。自称、傾聴解明マニアのわたしが傾聴を脳科学の視点で書いていきます。

↓前回の記事はこちらから読めます↓

6・傾聴で脳の可塑が活性化すると何が起きるのか?

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著者:ジョゼフ・ルドゥー
監修:森憲作
訳者:谷垣暁美
2004年:みすず書房

あなたはあなたのシナプスだ
つねに作られるのを待っている新しい接続があるからだ。あなたはあなたのシナプスだ。シナプスこそあなたの正体だ。
478pより引用

傾聴で脳の活性化がおきて可塑がおきると、脳の神経をシナプスで繋ぎその結果新しい神経回路ができます。脳に新しい道ができるイメージです。

つまり今までなにか物事が起きた時に

・出来事→あ~どうしよう~!

と大慌てしていたものが

・出来事→よし、なんとか対処しよう

という思考に変わるのです。

今まで「どうせ俺なんて何をやっても駄目さ」と思っていたのが「できるかどうかはわからないけど挑戦してみよう」という気持ちになるんです。

これがすなわち

新しい自分になる=人格の変容

ということになります。

まとめると

話を真摯に聴いてもらうことにより、脳が活性化して可塑がおきて、新しい神経回路が脳にできます。その結果、あたなの中からエネルギーと1歩踏み出す勇気が湧いてきます。結果、新しい自分になって新たに人生を歩み始めます。

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