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聴けてない自分を分からない限り、人の話を聴けるようにはなれない

今から約3年前、ワークショップで「全く聴けていない自分」を突き付けられました。天狗の鼻を木っ端みじんにへし折られました。この経験があるからわたしは真剣に「聴ける人」になろうと決心したのです。

学校や講座に定期的に通って、「傾聴の練習」をしても聴ける気になっているだけで、本当には聴けてません。そして今の日本の現状はカウンセラーを名乗る9割が本当に聴けていません。

それは傾聴の教育機関が、ビジネスとして教えていて無駄なプログラムを組んで高額な授業料を取って、本質を教えていないからです。

本当に聴ける人になりたい人は是非、この記事を引き続きお読みください。

1・天狗の鼻をへし折られた日本精神療法学会のワークショップ

今からちょうど3年前です、わたしが全く聴けていない自分をまざまざと突き付けられたのは。現在所属している日本精神療法学会のワークショップに初参加した時です。

その時の模様は下記から読めます。

この日があったから今の自分があります。まさしく自分のカウンセリング(傾聴)人生を変えてくれた2日間でした。

2・森さんが気持ち良さそうに喋っているから聴いているんです。いくらアドバイスしてくれてもそれができないから苦しいんです。

そしてわたしはこのワークショップ体験から数カ月後に、またしても天狗の鼻をへし折られたのです。

日本精神療法学会のワークショップから数カ月後に、知人の女性に傾聴訓練のお願いをしました。この女性もカウンセラーで「お金をいただく以上、クライエントさんには喜んでもらいたい。話して良かったと言ってもらいたい」という同じ志をもつ方でした。

この女性はメチャクチャ聴き上手なので、いつもわたしが女性の話すことに対してついついアドバイスをしていました。そして傾聴訓練終了後、この女性にフィードバックをもらっていました。

初回か2回目のフィードバックの時だったと思います。頼むから本音を言って欲しいと懇願するわたしに、この女性は意を決して

「森さん、何も分かってない!わたしは森さんが気持ち良さそうに喋っているから聞いてたんです。本音は、森さんが言うアドバイスができないから苦しんです」

と言われ、後頭部をハンマーで殴られた気分でした。わたしが気持ちよく話しているのを害さないために「ハイ、ハイ」と聞いていた。本音は、「それができないから苦しんです」という衝撃の真実。

わたしは改めて思いました。ただただひたすら、真摯に聴き続ける。それだけを実践すればいいんだと。

3・某協会の卒業生の皆様の勉強会に参加して

それからしばらくして、わたしは凄く良心的料金でやっている傾聴の勉強会のグループを発見しました。その勉強会に参加した時の話です。

聴き手と話し手を決めてロールプレイ。傾聴の勉強会で必ず見られる光景です。そして振り返り。それをみて

「なんだこりゃ~ままごと遊びじゃん。そんな枝葉を話あってどうするの?まるで昔の俺じゃん」

と、深く深くため息をつきました。こんな人達が傾聴教えているなんてあり得ないと思いました。当然、この勉強会には二度と参加しませんでした。

この人達が悪いという話ではなく、こういう人達を量産してしまう日本のカウンセリング(傾聴)教育機関が悪いということです。ビジネスなので、いかにお金をださせようかというプログラムを組んでいるんですから。

4・まとめ

聴ける人になろう!と決心するには、聴けていない自分を認める事が第一歩です。カウンセラーの聴けるは、日常生活で聞き上手と言われるのとは違います。

泣き叫ぶ声、怒りの声など抑えに抑えてきた感情が噴き出るのを受け止めることです。それには、その感情を受け止める脳を作らなければなりません。

極論を言ってしまうとカウンセラーに唯一必要なのは、継続的な聴く訓練これだけです。

昔のわたしのように少し聴ける気になっていい気になっている人は五万といると思います。そういう人達に言いたい。是非、日本精神療法学会のワークショップに参加して、本当に聴くとはどういうことかを学んでほしいです。

↓日本精神療法学会HPはこちら↓

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