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『異文化 in My lifeの10年分Story』私の異文化哲学🌼金曜日は日本語教師の日

こんにちは。
先週の金曜日の記事で、

『人生大否定の短大生活』→『韓国企業に就職』

の、入口までお話しました。

ここからは、韓国企業で働いた10年を一気に大公開^^

新入社員研修もろくに受けてなかった(記憶では、、、)し、やる気「0」で入ったにもかかわらず、何故か!上司に気に入られて、いきなり満たされた社会人生活がスタート!

Samsungは、言わずと知れた韓国では大大企業、ということで、様々な業種があり、
電子
食品
水産
デバイス
ホテルなどなど、、、

の中で、私が最初にお世話になったが、韓国にある「ホテル新羅」という、ソウルにある超一流ホテルの(あ、あと、済州島にもあります)ホテルの福岡営業所(今はありません、あ、営業所は、ですね)。

https://www.shilla.net/jeju/retreat/familyPool.do#ad-image-1

ちなみに、ソウルのホテルのプレジデンシャルRoomは、これ↓

そして、済州島にあるホテルはこれ↓

両方とも、ホテル研修で、何度か行きました。
最高!を1000回言いたいくらいステキでした!!!

そして、ホテル関係の仕事と言えば、営業所でも、「最高ランクの敬語」を求められます。

お客様は、日本の蒼々たる身分の皆様。

モチベーション0で入った最初の職場で、最高級の敬語を求められ、一流のおもてなしを求められ、なぜ乗り切れたのか分からないくらい、いろんなタスクが追いかけてきた毎日でした。

世間知らずも甚だしい、という私の行動履歴は、

「郵便局でこれ出してきてくれる?」
→「郵便局って、、、どうやっていくんですか?何をすればいいんですか?」(天神の西通りが職場でしたが、中央郵便局まで徒歩15分程の、なんてことないおつかいでしたが、なんと!行って、用を済ませて、帰ってくるのに「2時間!!!」

全てが分からないTT

でも、オフィスに戻ると、スタッフの皆さんが入口で心配そうに私の帰りを待っててくれて、、、

「こんなこともできないの?!」
と、怒られるどころか、

「心配したよ〜、大丈夫〜?!」
と、ただただ心配してくれて。

と、優しく優しく、大切に育てられた新入社員時代。

それからいろいろあって、水産部門→デバイス部門等を経て、10年があっという間に過ぎ去っていきました。

その間、

・上司達とのアフター5の飲み会は、ほぼ毎週
(1次回ご飯→2次会カラオケ→3次回韓国スナック、これ、定番でした^^)

・月一くらいは、上司の家族のお宅に招待され、家庭韓国料理をいただく。

・仕事は、常に最新のシステムが導入されるため、快適に仕事が遂行する。

など、ほぼ、ストレスフリーな10年間でした。

あれ、前回の記事からすっごい温度差あるね^^;と、思われたかも知れませんが、ここから学んだことはものすごく大きくて、日本に居ながら、「韓国文化」の中で、私が「ストレスフリー」で過ごすことができたのは、、、

・大切にしてもらってる、、、と感じてたから
・表面上だけではなく、家族のような温かさを注いでくれたから
・変な否定のされ方をしなかったから
・たくさん褒めてもらえたから
・当たり前のことができなくても、ただただ冷静に諭してくれたから

これを、10年間、注いでくれたから。

です。

韓国文化に深く接したことがある方なら分かるのでは、と思いますが、家族のような温かい気持ちを注いでくれるのです。

この後、結婚、出産を経て、アルバイトなど、長期短期問わず、日本人だけの職場で仕事をした経験があるのですが、

「何か」
が違うのです、、、。

この10年の中の自分と、それ以降の他の居場所の自分を比べて、
「居心地の良さ」
「自分らしくいられている実感」
「安心感」
「ストレス」
「幸福感」

どれをとっても、異文化の中の自分が、もっと自分らしい、と思えるのです。

この時点で30歳過ぎ。

つまり、それまでの人生の1/3を、異文化の中で育ててもらい、私の心身は、すっかり
「異文化なしでは、自分らしく生きていけない」
価値観になっていました。

そこで、「頭」ではなく、「心と体」で得た私の小さな異文化哲学は、

「否定をしない」ことと「その人とのその背景にあるものを大切にする」

そして、「価値観を知り合うコミュニケーションを取る」
ということです。

やっぱり話さなければ分からないことは山ほどで、話せば「分かる」ことができ、分かると「誤解」は、ぐんと減ります。

この10年での「異文化の中の自分軸」が、そこから今までの人生の「異文化理解」に、大きく、強く影響を与えています。

異文化の中に居るマイノリティの人達が、居心地良く生きていくのに大切なのは、「自分を理解してもらえている、大切に思ってくれている」と感じることである、と、思っています。

何かを「教える」のは、その次、です。

この気持ちを言動にして、そこから今日までの異文化体験を、私なりに大切にしてきました。

っと、ここまで!

次の『異文化Story』は、ホストファミリーとして外国人の皆さんと共に生活をした、約10年の喜怒哀楽エピソードを公開で〜す^^

次は火曜日のまりりんです。
まりりん、バトンタッチで〜す!


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