ブリティッシュ・ベイクオフ4のフランシスが大好きすぎる

 Eテレで木曜夜22時から放送しているブリティッシュ・ベイクオフという番組を見ています。

 もとはイギリスで作成された、パンやケーキなどの焼き菓子の腕前を競うコンテスト番組です。

 Eテレでは2021年から毎年1シーズンずつ放送していて、今年はシーズン4なんですが(ちなみに2013年制作とのこと)、今回の出演者であるフランシスが大好きなのです。


フランシスのここが好き

 フランシスの一番の特徴はやはりデザインが大好きなところ。
 ベイキングの味付けだけではなく、見た目も美しくアイディアに富んだ作品を作ることが大好きなようで、オペラやペイストリーでは見事な断面を披露してくれました。

 溢れだすアイディアをベイキングを通して1つの形にしていく、そのキラキラした瞳がとってもかわいい!

 今までも繊細な作品が得意な人はいたけれど、こんなにデザインを基軸に据える人はいなかったと思います。
 フランシスはベイカーというよりも、小麦粉とバターとお砂糖を材料に、オーブンを道具にして作品を作る芸術家のようで、その彼女ならではのベイキングが面白くて気づけば応援していました。



 そんなフランシスの評価はというと、実力者ということもあり毎回勝ち抜いてはいるのですが、「デザインが先行して味が追い付いていない」と言われることもたびたび。


 確かに今までのベイカーは日頃の料理の延長にベイキングがあるので、「見た目は崩れたけど味はまずまず」のケースが多いんですよね。
 味で成功しても失敗してもいつでも見た目が美しいという人はフランシスが初めてだと思います。

 なので、デザインに味が追い付いてないという評価もわかるのですが、「細かい装飾ばかり気にして肝心の味に気を配っていない」といった、デザインへのこだわりを余計なことと判断するような評価だった時には、なんだかなぁと思ったりもします。

 フランシスのベイキングは「デザイン性が突出している」と長所として語ることもできるのに、再三「デザインに味が追い付かない」という短所として語られるのもわたしは少し悲しいです。

 視聴者の感想曰く「見た目が美しいけど味があんまりの場合、期待が上がって下がるから余計に評価が悪くなるのでは?」とのこと。



 しかしどんな評価をされても投げやりになったり悲観的になったりしないのがフランシスのいいところ。
 デザインが評価されなかった回でも、「それでもわたしはデザインへのこだわりを捨てません」と宣言してくれました。

 
 フランシスはいつも明るく穏やかに見えるけれど、逆にこのコンテストという緊張する場面で明るく穏やかでいられる芯の強さをこの時垣間見た気がします。

 コンテストでの優勝とか人からの評価はそれとして、アイディアに溢れたデザインのベイキングをするというところに自らの光る道を見出していることが伝わってきて、その芸術家気質なところがまた素敵なんです。


他の参加者のこと

 決勝へ進んだのはフランシス、キンバリー、ルビーの3人です。


 キンバリーは笑顔がとっても素敵な女性。
 ベイキングの腕前に関しては、ミス安定感と呼びたくなるくらい毎回安定した好成績をおさめています。フランシスがデザイン突出型だとしたら、模範的なバランス型ベイカーといったところでしょうか。

 決勝にて心理学者であることが明かされ、あの冷静な他者分析はそのためだったのかー!と納得しました。


 ルビーはこの中だと最年少で、大学で哲学を学んでいるとのこと。
 自分に自信がなさそうだけど、ベイキングの腕前は確かであり、特に味付けについて絶賛されています。

 自信がなさそうというのはよく言われているんですが、一貫してネガティブなのが逆に嘘がない感じがするのと、神経質なところが哲学徒っぽいのもあって、個人的には好きです。
(ただ、審査員もルビーに気を遣っているように見えて、フランシスの評価が厳しめに感じるのも相まって若干複雑な気持ちにはなるのですが…。)

 準々決勝まで進んだクリスティンは年長者としての落ち着きがあったし、準決勝まで進んだベカはオペラケーキを作りながら司会のスー、メルとオペラを歌ったりするようなノリの良さと心の余裕のある人だったので、逆にルビーの揺れ動く心に初々しさを感じたりもします。


おわりに

 なんやかんや書きましたが、ともかくフランシスという素敵な女の子が大好き!という記録が残せていればそれで満足です。

 実は英語版wikipediaでネタバレふんじゃったけど最終回でフランシスがどんなベイキングをするのか、楽しみにしています!



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 続きも書きました。こちらからどうぞ。(優勝者ネタバレあります)

ここまで読んでくれたあなたがだいすき!