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2024年2月23日(金) もはや好きだから鑑賞するとかそういうものではない 中之島美術館の女流画家展と鶴橋のコリアンタウン

 中之島美術館へ「女性画家たちの大阪」展を見に行った。


 知っている画家さんはいなかったのだけどなかなか面白かった。目や髪の表現が思った以上に繊細で、細い緻密な線で描かれているようにもぼやけているようにも見えた。ああこんな子供いるな、という絵もいくつかあった。

 途中で画家さんが展示会で撮った写真が飾られていたのだけど、松本華羊という人がすごい美人でびっくりする。100年近く前にこんな現代的な目鼻立ちのはっきりした人がいるなんて。
 この方の絵も繊細で、それでいてドキッとするようななまめかしさもあって素敵だったな。


 雨にもかかわらずとんでもない人だったので何があったのかと思ったら、大部分が上の階でやっていたモネ展がお目当てのようだった。おかげで1つしかないチケット売り場が激込みだったので急遽会場でオンラインチケットを買った。

 いや好きなもの見に行けばいいし、わたしもモネは好きなんだけど、あの長蛇の列を見てなんとも言語化しにくいなんだかなぁという気持ちを抱いた。


 女流画家展の話に戻りますね。
 わたしは日本画とか浮世絵も普通に好きだけどすごく詳しいわけではなくて、じゃあなぜこの展示会に来たのか、そしてなぜ割と楽しく展示を見てきたのかと考えると、絵を通して作者の人を見ているからのように感じた。

 正直もはや作品が好きとか好みとか割とどうでもよくて、こんな絵を描いたあなたはどんなところで生まれてどんな風に育ってどんなことを考えてどんなことを大切にしていた人なの?というのを絵を通して見ていたような気がする。絵を通して人を知ろうとしていた。

 だから、その作品の知名度とか自分の好みに合うかとかって関係なく作品鑑賞って楽しめるものなんだな、とふと思った。



 そのあと場所を移して鶴橋に行った。
 コリアンタウンがあることは知っていたけれど、鶴橋商店街もかなり韓国色が強く面白かったので、ここでいろいろご飯を調達したいと前から思っていたんです。

 そんなわけで色々買ってきた。おそらく韓国風の味付けのゆでたまごとか、チャプチェとか、あと豚足とか、初めて見た天ぷらみたいなものとか。
 炊き立ての白米を食べたいので今回はキンパはスタメンを外れてもらった。
 気分は井之頭五郎である。そんなに高給取りにはならなくていいけど、こういう時においしそうなものにポンとお金を出せるくらいの余裕は生活の中に欲しいなぁと思う。
 今からご飯です。



 女流画家展、結構気に入ってクリアファイルを2つ買った。

ここまで読んでくれたあなたがだいすき!