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ウルルへの旅

ウルルのことは知っていた。日本人、特に私の年代にとっては、世界の中心で愛を叫ぶの大ヒットでウルルが一躍有名になったからね。
特に行きたいと思うこともなく過ごしていたのだけど、ある時、本当に突然「行かなくちゃ」と思う様になった。
そう思い始めると、AIのお節介も手伝って目の前に現れるのはウルルやノーザンテリトリーの景色ばかり。
その後、お友達が私のアストロマップを調べてくれて、ウルルが(と言うか、ウルルを突っ切った直線上が)私のSpirituality(霊性、精神性)を高めてくれる場所だと知った。
余計にウルルに早く行かなくてはと思う様になった。
我が家は私が動かないと、なかなか物事が進まない。
旅行やお出かけなんて、まさにそう。
息子はウルルに全く興味がないといったが、息子一人4日間も家に置いていくわけにもいかないので、6月のスクールホリデーの直前に航空券を予約した。こんなに胸を高ぶらせて過ごしたのは、久しぶりだった。

当日、ブリズベン空港の国内線。Virgin airline。窓からウルルが見えることを期待して、私だけ窓際の席を予約した。
ブリズベンからは約4時間のフライト。
窓から見える景色がどんどん見たこともない光景に変わっていく。
火星に行ったらこんな感じなのかなぁと思う。
赤土が広がる大地。ところどころ水路らしきものが見える。


飛行機から

いつかはオーストラリアをロードトリップしたいと思っているけれど、きっとそれでもいくことができないような場所を上空からみているのかもしれないと思った。

ウルルが近づいてきて、窓からその雄大な姿が見えた時、機内から感嘆の声があがった。
やっと来れた。来るべき場所に。
魂が震えるのを感じた。
何もない大地に突然現れた一枚岩。

飛行機から見えたウルル

ウルルは地球のヘソと呼ばれているのだそう。
大好きなオーストラリア大陸のほぼ真ん中に来たという感動もあって、
感極まって涙が出そうになった。
上空からもエネルギーの変化を感じたが、飛行機が着陸し降りた時から自分の意識が体より少し広がっているような感覚を覚える。
私自身はもちろん喜んでいるのだが、私のガイドたちも喜んでいるのを感じる。
歓喜のエネルギーに満ち溢れた旅の始まりとなった。

続く

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