おまえら、本なんて読まなくていいよ
表題のとおりだ。本なんて読まなくていい。
だいたい、本なんて文字が多くてうんざりする。難しい言い回しが多くて馬鹿じゃないのと思う。
なにか、本を読むことが、他のこと――映画鑑賞、動画鑑賞、アニメ鑑賞とか――より高尚なことのように語る言説が世に瀰漫している。
映画を観て得られる豊かさと、動画を見て得られる豊かさと、アニメを観て得られる豊かさと、本を読んで得られる豊かさは全部違う。
その、全部違う豊かさのうち、なにをどれだけ摂取するかが、おまえという人間を形作るんだよ。だから、本は読まなくちゃダメで、動画ばかり観ていてはダメってわけじゃねぇよ。
俺の部屋には本がたくさんあるよ。でもあまり読まない。部屋に本が沢山あったらかっこいいから沢山持ってるだけだ。気が向いたら読んだりもするけど。
もちろん、仕事に必要だったり、言葉を生業にするなら、ある種、本は読まなきゃならないものだよ。
でも、「成長」のために大学生が「タスク」として「読了」するようなモンではねぇよ。
そんなもん気持ち悪いから辞めな。
好きな時に、好きなもんを観たり聴いたり、読んだりしようぜ。
死ぬほど本読んでる大学生とかは、単純に死ぬほど本読むのが好きなだけだよ。憧れる気持ちはわかるけど、俺には無理だったし、多分おまえにも無理だよ。
そうじゃなくて、映画観たり、動画観たり、ノート書いたりして、そいつらぐらいかっこよくなろうぜ。
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