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【Ep.6】"面接対策"なんて、辞めた人から勝っていく。

 こんにちは、HeaR株式会社でコンサルタントをしている田島彩名です。

 先日、HeaR株式会社から個人向けのキャリア支援サービス『HeaRing』がリリースされました!

 リリース記念に、HeaRのメンバーが毎日ひとりずつ、自分のキャリアの話をしていくリレー企画を行なっています。今日の担当は私。Twitterでご存知の方も、はじめましての方も、ぜひ読んでいただけたら幸いです。


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「🔍面接 対策」でググるのをやめましょう。

 今日のテーマは”面接対策”。まず、面接で自分を最大限よく見せたいのであれば、以下のことをやめましょう。

・「面接 対策」でググる
・「面接 よくある質問」でググる
・「面接 逆質問 例」でググる
・「面接 服装」でググる

 今回の記事を書くために、私は「面接 対策」などの語句で調べてみたのですが、正直……人事の視点からすると、なーんも対策になっておらん

 やめましょう! 今すぐ! ナウ! それをグーグルで検索している暇があるならもっとやるべきことがある! 絶対に!

 ではまず、ほとんど全ての会社の人事が面接でみている共通のポイントを挙げてみます。

コミュニケーション:質問を適切に受け取り、それに返すことができているか?

自社への興味度合い:自社の情報をどの程度調べているか?

今までの経験:経歴はどんなものか?

仕事への価値観:仕事への価値観は一致するか?

人柄:気持ちの良いやりとりができるか?

 これらをみたいのであって、決して、「自己PRが完璧なフォーマットですらすら言えること」や、「一般的な社会問題についての意見がすらすら言えること」や、「御社の理念に共感しました!」という定型文が聞きたいわけではないのです。

 面接は、人と人とのマッチングの場。戦場。もっというならお見合い。一戦一戦、傾向も求めるものも違います。まずは、”一般的な面接対策”をしようという概念を捨てましょう。

 今回は特に、「コミュニケーション」「自社への興味度合い」にフォーカスして、面接で好印象を与えるための訓練方法を公開します。

コミュニケーション

 面接対策をしているひとにありがちなのですが、全ての想定質問に対して準備をしすぎていて、すこしポイントを外した質問や想定外の質問に全く対応できない・もしくはやや的外れな回答をしてしまう、というケースです。これは想定しうる限り最悪。

(例)
人事「あなたの得意なこと、誰にも負けないということを教えてください」

候補者「はい。私の強みは”最後までやりきる力”だと思っています。一度取り組んだことを諦めず、できる方法が見つかるまで取り組み続けることができることが強みです」

 極端な例ではありますが、実際にこういうことはよくあります。「強み」のPRは準備しているけれど、「得意なこと・負けないこと」のPRは準備していない。だからとっさに、質問に近しそうな「強み」について回答してしまうんですよね。勿体無い。

 面接におけるコミュニケーション能力は、質問を適切に受け取り、それにしっかり自分の言葉・自分の意見で返せているかどうかが重視されます。

 正直、「質問の意図を深く聞く」「少し考える時間をもらう」というのは、全然OKです。すぐに切返さなければいけない、というその固定観念がまずよくないです。

「質問について確認させていただきたいんですが、〇〇ということですか?」
「15秒だけ時間をください! ちょっと考えをまとめます……」

 的外れな回答をするくらいなら、この方がずっと好印象です。

 面接においては「自己分析」がとても大切と言われていますが、私はそれよりも「嘘をつかない・見栄を張らない」ことが重要だと思っています。自己分析というよりも、今までの自分の経歴や指向性を整理することの方がずっと大切ですし、「いいことを言おう!」と思って準備したものはだいたいボロが出るものです。

自社への興味度合い

 結論から言うと、これは「その会社のこと、会社を取り巻く業界について、人事/担当者/社長が知らない情報を一つでも出せたら勝ち」です。

 面接対策の方法を調べている時間を、全てその会社やその会社の業界について調べる時間に当てましょう。せっかくなので、最低限知っておきたいことリストをまとめてみました。

・ その会社のHPに乗っている、公開されている情報は全部見る
・ その会社の競合と思われる会社についても調べ上げる
・ その会社が出しているプレスリリースやブログにも目を通す
・ その会社を取り巻く業界に関連するニュースを過去1ヶ月分読む
・ その会社の”良いところ”・”好きなところ”に加えて、”もっとこうしたらいいんじゃないか”を言えるように準備していく
・ その会社の人がSNSをやっているなら最低限読む、フォローする

 当たり前ですが、面接で会う”御社”の人々は、その会社のプロです。その業界についても当然詳しいです。それが当たり前なので、「知っているべき情報」の当たり前の基準も恐ろしく高いです。

 だからこそ、その人たちの常識がどこにあるのかは絶対に見極めましょう。業界で使われる言葉、市場の流れがわかって、その上で「この会社面白い!」「この業界が好きだ!」と思えれば、面接は全く緊張する必要はありません。あとは素直に好きな気持ちをぶつければいい。

 冒頭でも言いましたが……その担当者、会社の社長が「まだ知らない」情報を一つでも出せたら勝率はぐっとあがります。それくらいのつもりで情報を集めていきましょう!

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 HeaRingは、「自分のキャリアを自分で見つけ、自分がなりたいビジネスマンになるため」のパーソナルトレーニングなのです。SNSでのつながりを増やして自分の行きたい会社を見つける。そして、SNSでの発進力を通して自分を誰かに見つけてもらう。そんな武器を身につけていきましょう!

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