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選ばれる会社はもうやっている。今日からできる”面接体験向上テクニック”!

 こんにちは、HeaR株式会社で採用コンサルティングや人事をしています、田島彩名です。私自身、人事として多くの方と面談をしているのですが、私にとっての面接・面談のゴールは「来てくれたひとが、”今日はこの会社の面談に来てみてよかったな〜”」と思ってくれることです。

 「今日は来てよかった」と思ってもらえるような面接体験の設計は、採用力の強い会社で主流になってきている考え方です。逆に、従来通りの面接・面談の設計では会社は選ばれにくくなってきています。

 このnoteでは、従来の面接から一歩先に行く”候補者満足度の高い面接設計”についてお話ししたいと思います。

▼こちらから、30項目の”面接体験タッチポイント”全てを見ることができます。ワークシートなのでぜひ社内で活用してください!

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面接体験の設計とは?

 ”面接体験”とは、会社にやってきた候補者が会社(人事やメンバー)と関わる中で生まれる全ての体験のことを指します。会社に話を聞きに行くためにコンタクトを取り、メールなどで面接の日程を決め、実際に足を運び話すこと一つ一つが候補者にとっては”面接体験”であり、企業の担当者が気を使うべきポイントです。

▼以下の図の「応募・選考」の部分が「面接体験」にあたります。

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 企業の対応の一つ一つで、候補者は様々な感情を覚えます。その感情によって志望度が左右されることも多くあるため、企業の人事はきめ細やかな対応が求められます。

 例えば、以下のような配慮があることによって候補者は「会社からの配慮」「歓迎されている雰囲気」を感じ取ることができます。

・面談/面接前日のリマインド
・テンプレート送信ではなく、自分に合わせて書かれたスカウト
・会社にいく当日に社員が挨拶してくれる
・ガチガチの面接ではなく、自分のキャリアや希望を引き出す面談
・アイスブレイクを含む面接官の喋り方の柔らかさ
・実務を体験することのできるイベント

 会社の採用スタイルやリソースに合わせて候補者体験を構築することで、本当に会社に来て欲しい候補者からの志望度をあげるだけでなく、ブランディング・会社の評判にも繋がっていくことが期待されます。

今日からできる改善ポイント!

 大きな流れで面接体験を設計するのはなかなか骨が折れますが、簡単に着手できる”面接体験”の向上ポイントを3つご紹介します。

1. リマインドメールに歓迎ムードを取り入れる

 面接・面談の前日、候補者にリマインドの連絡をしている会社は少なくありません。ここからもう一歩改善することによって、候補者が「歓迎されている」と感じ取ることが可能です。

<元の文(テンプレート)>

〇〇さん 

お世話になっております。HeaR株式会社、人事の田島です。
改めて、明日の面接はよろしくお願いいたします。
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2/4 13:00~ 弊社オフィスにて
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恐れ入りますが、面接の5分前にはオフィスにお越しください。
引き続きよろしくお願いいたします。
<CX向上改善例>

〇〇さん 

お世話になっております。HeaR株式会社、人事の田島です。
前回の連絡から少し間が空いてしまいましたが、お元気にされていましたか?
2月に入り、弊社も新しい月の目標達成に向けて頑張っています。

改めてですが、明日の面接はよろしくお願いいたします!
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2/4 13:00~ 弊社オフィスにて
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5分ほど前に弊社に来ていただければスムーズかと思います。当日は、私ともう1人、弊社の代表大上が対応させていただきます。

寒いのでお気をつけてお越しください!
HeaR一同、お会いできるのを楽しみにしています!

・時節の挨拶
・「楽しみにしている!」という一文
・最近のオフィスの様子

 これを盛り込むだけでもかなり違った印象を与えることが可能です。

2. アイスブレイクで行う「共通点探しゲーム」

 面接において意外と難しいのがアイスブレイク。がちがちに緊張した候補者からは、「楽しかった」「話せてよかった」「いい会社だな」というポジティブなフィードバックは受けにくいのが現実です。

 会社で私がたまにやるのが、共通点探しゲームです。その名の通り、候補者さんと自分(あるいは会社)の共通点をみつけ、その会話を突破口にする方法です。以後連絡を取る時の相手を気遣う一文としても使いやすいので、非常にオススメ。

「今日はよろしくお願いします。最初なんですが、会社の話をする前に、ちょっと”共通点探し”をしませんか? 〇〇さんの好きなものの話を聞かせてください!」
「週末は何をされていましたか? 長いお休みの時には何をしていますか? どんなことをしたいですか?」

 このように最初のトークを準備しておいて、候補者さんに喋ってもらったり引き出すことで面接体験は飛躍的な向上が見込めます。

▼面接設計に役立つワークシートのダウンロードはこちら!

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 HeaRで定義した、30個の”面接体験”が全て見られるワークシートです。会社で取り組むべきところをメモした一覧などもあるので、ぜひお役立てください!

スタートアップでがんばっております。ぜひ翼をさずけてください。