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「青春人事」を卒業します。

 こんにちは、HeaR株式会社の田島彩名です。いきなり驚かせてごめんなさい。タイトルを書いてから思ったのですが、なんかこれ、HeaR社を辞めるみたいなタイトルでしたね……本当にごめんなさい! まだしばらくHeaRにお世話になる予定です。社長にも負けないくらい、会社を愛しているので

 さて。

 HeaR株式会社に人事として入社した私は、この度、同社のコンサルタントとして新たな道を歩むことに決めました。

 私は「青春コンサルタント」になります。ただのコンサルタントではありません、クライアント様とともに青春し、採用と組織を成功に導く青春コンサルタントです。

 人事を志望し、人事として入社した私が、コンサルタントになるまでにあったことやこれからのお話をしようと思います。

私が”青春人事”になった理由

 2020年1月、HeaR株式会社に人事として入社しました。その時の思いは入社エントリーに書いてあるので大筋は省くとして……。簡単に言うと、こんな思想のもと転職を決意したのが全ての始まりです。

・信頼できる社長(=この人と、この会社の最後を見届けよう!と本気で思える人)と最後までやりぬく仕事をする。

・しなやかで、強く、透明性の高いチームづくりに貢献する。

・本気で愛せる人とプロダクトのある会社に所属して、胸を張って全世界に向けて会社の魅力を発信する。また、全社員が胸を張って発信できるような組織を自分の手で作る。

 今でもこの時の思いは変わっていません。HeaR株式会社の代表、大上さんのことは心から信頼していますし、仕事を本気でやり抜ける環境に感謝しています。

 なぜ私が人事を目指し始めたのか。そこの核心の部分に、そういえばきちんと触れたことはなかったな、と思って書き記しています。

 一言で言うと、私は絶対に自分の愛する会社や尊敬する人々が、会社の成長とともに辛い思いをするのを避けようとして人事になりました。なんだかこんなことを言うと、タイムリープしてきた物語のキャラクターみたいですが……(笑)

 会社は成長のフェーズとともにその姿形を変えていきます。有名な本にも書いてありました。スタートアップの病として、成長を喜べず「あのころは楽しかった……」と懐古するメンバーが必ず現れる、と。

 組織を作る上で大切なことは、適切な採用を行い、合わない人物の代謝を恐れず、カルチャーマッチする人材を登用していくこと。なので、成長と変化を喜べない一部の人々は、その時点で会社を去ることがある意味成功なのかもしれません。

 私が甘いのか、子供なのか、わかりませんが、それでも私はその原則に争ってみようと思いました。信じられる、こころから素敵だと思える会社を選び、入社し、その果ての組織の成長痛をバネによりよい環境が作っていけるようになりたい、と。本気で願って人事になったのです。

「私の価値ってなんだろう」

 HeaRに入社し、人事として仕事をするにつれ、人事という仕事の良い面も悪い面も見えてきました。そして何より、私という人物の人事としての器というか、向き不向きのようなものも見えてきました。

 結果的に、私の興味は”会社をどう見せるか?”に寄っていきます。

 人事の仕事と聞き、採用をイメージする方は多いと思います。でもそれは本当に、本当に、ほんの一部。

・採用母集団形成
・会社の魅力の発信
・人材との面談、面接
・日程調整
・契約書や労務の管理
・社内の折衝
・人員の最適配置
・人材戦略の策定 ……etc

 たしかに、私が最初に望んだ「こんな会社を作り上げたい」という思いは、人事というポジションで遂げられます。しかし……会社を大好きになり、会社にできる価値貢献を考えた時、私という人材を最適配置すると、「もしかして、人事ではない方がいいのでは……?」と考えが廻りました。

 というのもきっかけは、弊社のコンサルタントであるあべさんと話していたことです。単刀直入にいうと、こう言われました。

「あやなちゃん、CS(コンサルタントチーム)に来ない?」

 その頃、HeaRの内部で組織改編があり、私は人事・広報・マーケティング・セールス・コンサルティング、HeaRを支える全ての業務を横断的に行うようになりました。なので、コンサルタントになろうと言われてもピンと来なかった、というのが正直な感想でした。私のその時の答えはこう。

「組織の成長を考えて、私の最適な配置がコンサルタントなのであれば全力で従事します」

 ……今考えれば恥ずかしいのですが……。なぜ”人事になりたい”と思ったこともあろうものが、自分の最適配置を人に決めてもらおうと思っているのか! 他のメンバーの価値を最大限発揮するポジションを見つけるように、自分の価値を最大限発揮するポジションに”自分自身を”置くことも人事のお仕事!

 この、自分の価値を最大限発揮するポジションに自分を置く、というのが、HeaRでの私の人事としての最後の仕事でした。

 会社の中で、私に求められていることはなんだろう?
 私にできることってなんだろう?
 会社の中で、私がいた方がより良くなるポジションってどこだろう?
 私の得意を生かして会社の利益を最大化するにはどうしたらいいだろう?

 考えて、考えて、考え抜いた結果。私ができることとやりたいことをパズルのように組み上げて、私が出した結論はこうでした。

「そうだ、HeaRをブランドにしよう。HeaRというブランドを作り上げよう」

HeaRを一流のブランドにするために旅に出る

 さて、話は少し戻り、ここ数ヶ月「私の向き不向き」に向き合う瞬間が多かったのは事実です。

 Twitter経由で出会った方の採用も結果的に2名成功し、HeaRに会うメンバーと出会うための機能もそれ相応に果たしたと思っています。今では日々、「HeaRに入りたい」と言ってくださる方からTwitterにDMが届くようにまでなりました。(ほんとうにありがとうございます)

 HeaRという会社の全ての機能を渡り歩きながら、私は「会社の他のメンバーより、自分ができること」はなんなのか考えました。まだ社会人経験も浅く、決してできることが多くはない私なりに頭をフル回転させました。

 ……そういえばある時、恩師に言われた言葉があります。

「あなたの才能はね、10のものを20に、100のものを200に見せられること。良い意味でも、悪い意味でも。見せられる才能があるんだから、その分中身を伴わせなくちゃね」

 言われた当時は全くわからなかったのですが、今となってはわかります。Twitter、広報用コンテンツ、ウェビナー、プレゼンテーション、どれにおいても私は比較的、人に何かを見せる前提で物事を進めるのが好きですし、楽しいと思う性質でした。

 それを生かして、先ほど行き着いた結論が導き出されたのです。「HeaRをブランドにしよう」。SNS、コンテンツ、あらゆる方法を使ってHeaRをブランドにしていく。上手に見せていくことに従事しよう。

 当たり前ですが、HeaRの基幹事業は人事とは少し離れています。自社のために動く社内人事と、クライアント様の採用成功のために動くコンサルタント。どちらをより強く、しっかりと見せていくべきなのだろう?

 そう思った時に、コンサルタントになる、という道が見えてきました。

 私の仮説はこう。

・HeaR社内にはまだ、広告塔となるスターコンサルタントがいない。その人を採用することも考えたけれど、結局今のHeaRからそういう人を生み出すことの方がブランディングにつながるのでは?

・採用や組織をブランド化していきたいのであれば、多くのクライアント様に対してその働きかけをする経験は必ず生きてくるのでは?

・自分がHeaRに入った時に遂げたいと思った思いは、コンサルタントとしての使命を全うしながらでも十分に叶えられるんじゃない?

・というか、こんなにコンサルタント業務が楽しい私がコンサル専任にならないの、勿体無くない?

 こうして、組織としての最適配置と私自身のWillは見事重なり、私はHeaRのカスタマーサクセス、採用コンサルタントとして生まれ変わることに決定しました。まさに、HeaRを一流のブランドに育てるための旅にでるのです。

シーユーアゲイン、青春人事

 人事としての役割は半分、それ以外のHeaRの全ての機能に触れさせていただいたこの8ヶ月間は本当に本当に楽しかったです。社内を縦横無尽に駆け回り、様々な役割をこなすというのも本当に楽しかったのですが、ついに一つのポジションに収まることになります。

 正直、青春人事という肩書きに未練がちょっとだけあります(笑)。私にとって、特定の職種を目指すということがそもそも初めてだったので、人事を目指した自分の志にも、その環境にも感謝は絶えません。

 今はとてもわくわくしています。この数ヶ月間、お客様と関わって、お客様のために採用を成功させよう! ともがいて動き回るのは、正直とても楽しかった。充実していた。幸せだった。だからこそ、すこし寂しいですが青春人事という肩書きにはしばしのお別れ。これからは青春コンサルタントとして、SNSでもHeaRでも頑張って活動していきたいとおもいます。

 ちなみにですが、コンサルタントとして動く傍、HeaRの個人向けキャリアトレーニングサービス、「HeaRing」のカウンセラーとしても頑張ります!

 ここまで読んでくださってありがとうございました! もしよければ、私と一緒に青春しませんか? お待ちしています!


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スタートアップでがんばっております。ぜひ翼をさずけてください。